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トランプ前大統領の暗殺未遂事件 米メディア「容疑者の車から複数の爆発物見つかる」と報じるも、依然として動機不明 事件受け、警察庁が全国に要人警護のさらなる徹底指示

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月15日 1時19分

TBS NEWS DIG

アメリカ・トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、現場で射殺された容疑者の車から爆発物が見つかったとアメリカメディアが報じました。

この事件で捜査当局はトランプ前大統領に向けて銃を発砲し、現場で射殺されたトーマス・クルックス容疑者(20)の自宅の捜索を行っていますが、「ウォール・ストリート・ジャーナル」によりますと、“現場近くに停められていたクルックス容疑者の車から複数の爆発物が見つかった”ということです。

アメリカメディアは、“クルックス容疑者がバイデン大統領が就任した際には民主党系の組織に少額の献金を行ったものの、その後、州の有権者登録の際には共和党員として登録している”と報じていて、依然として動機は見えてきていません。

また、「ニューヨーク・タイムズ」は銃撃があった瞬間、トランプ氏の顔の近くを弾丸が通過しているように見える写真を電子版に掲載。

FBIの元特別捜査官は「銃弾が通過した軌跡以外の可能性は思いつかない」と解説しています。

こうした中、トランプ氏はSNSで「ウィスコンシン州から偉大な国民に語りかけることを楽しみにしている」とつづり、自らが大統領選挙の候補者として指名を受ける共和党全国大会には予定通り出席することを表明しています。

ところで警察庁は、トランプ前大統領が銃撃されたことを受け、全国の警察本部長等に対し、要人警護のさらなる徹底を図るよう指示しました。

演説会場では、聴衆エリアの外を含めて警戒を行うことや、会場に配備している防弾壁などの資機材の積極的な活用を求めています。

また主催者などに対し、手荷物検査の実施などを粘り強く働きかけるよう指示しています。

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