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牛めし並盛400円→460円に…松屋で「深夜料金」導入 目的は人件費の価格転嫁 賃上げ続く韓国ではその“副作用”も【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月17日 11時57分

TBS NEWS DIG

牛丼チェーンの松屋が深夜料金を本格的に導入しました。目的は深夜に高くなる人件費を価格に転嫁することです。一方、韓国では急速な賃上げによって雇う側の負担が増加。アルバイトが雇えず、親子2人で切り盛りするコンビニも…。

値上げと深夜料金で、牛めし並盛が400円→460円に

喜入友浩キャスター:
「7月16日午後10時になりました。この時間から、牛丼チェーンの松屋では深夜料金が導入されます」

本格的に導入された、松屋の深夜料金。看板メニューの「牛めし並盛」は、通常料金430円のところ、深夜料金として7%加算され、合計は460円となります。

松屋は原材料の高騰などを理由に、16日午後、牛めしなど約40品目を値上げしました。さらに、深夜料金として午後10時から午前5時まで、価格に7%前後を上乗せします。

深夜料金は5月から一部の店で試験導入していましたが、16日夜から関東の1都6県で本格導入が始まりました。目的は、深夜帯に高くなる人件費を価格に転嫁することです。

牛めし並盛は値上げ深夜料金で、午後10時以降、400円から460円になりました。

来店客
「一律よりは納得感はある。深夜(店を)開けていることによる、いろいろなコストは当然あると思うので。(Q.大盛り無料でしたか)ここは無料です。(Q.きょうはどうしましたか)特盛りで」

来店客
「夜は、松屋に行くときは、10時以降が多いかもしれないです。(深夜料金は)妥当なお給料をもらえるなら最高です」

賃上げ進む韓国 夜間無人営業のコンビニでは万引き被害も…「人件費よりは安い」

賃上げが急速に進んだ韓国では…

記者
「最低賃金の引き上げに、コンビニなどを運営する自営業者からは、悲痛な声も聞かれました」

韓国では雇う側の負担が大きくなり、アルバイトを雇えなくなったコンビニもあります。昼間は母と娘で店を回し、夜間は無人営業にしていますが、万引きの被害に苦しんでいます。

コンビニ店主
「無人だと決済せずに商品を持っていく人もいる。あそこに貼っているレシートは全部そう。でもしょうがない。(アルバイトを雇う)人件費よりは安いから」

韓国では、2025年から初めて最低賃金が1万ウォンを超え、時給1万30ウォン(約1150円)になります。日本の平均最低賃金(2023年10月~)1004円より、100円以上高い額です。しかし、韓国では賃金をもらう側からも不満が出ています。

韓国の市民
「物価がものすごく上がった。(最低賃金は)もっと上げないといけない」
「少なくとも1時間働いて、クッパ1杯くらいは食べられる程度にすべき」

韓国では、接客ロボットなどが活躍する無人店舗が急増。

賃上げが人員削減につながる“副作用”が心配されています。

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