ケガから復活の今井慎太郎が2度目の1stラウンド制覇 女子は西郷里奈が全試合ストレート勝ちで初V 1000万円獲得へ前進【SBCドリームテニスツアー2024】

TBS NEWS DIG

優勝賞金1000万円を目指した国内最高峰の賞金大会「SBCドリームテニスツアー2024」、1stラウンド2日目が21日、東京・有明テニスの森公園インドアテニスコートで開催された。この日は前日（20日）の予選リーグを勝ち抜いた男女各8名による決勝トーナメントが行われた。

男子シングルス決勝では、2022年の全日本王者で、今大会第2シードの今井慎太郎（30、イカイ）が、齋藤惠佑（23、富士住建）を2−0で破り優勝した。「去年は苦しかった。ケガで手術してテニスができない時間が長かった」と語ったが、2日間で6試合を戦うタフな大会を制し、自信も取り戻した。今井は2022年から始まったSBCドリームテニスツアーの初代1stラウンド王者でもある。「2年前の優勝と比べると、短い期間の大会に挑むにあたり調整力がついた。レベルアップ出来ている。今までにない自分を見つけることもできたので、（ファイナルで）優勝をイメージできるようにしていきたい」と優勝賞金1000万円が獲得出来る年末のファイナルラウンド制覇へも意欲を示した。

女子決勝では、西郷里奈（23、東急スポーツシステム）が清水綾乃（26、Club MASA）を下し、予選から全てストレート勝ちで初優勝を飾った。試合後、西郷は「ショートセットという緊張感ある試合を6試合こなすことができて、得るものと自信になるものもあった。勝ち切ることができて、嬉しい気持ちと不安から解放されてほっとしている。今は1stラウンドの優勝賞金100万円を手にすることができて嬉しい。ファイナルラウンドに向けてまた頑張りたい」と語った。

この1stラウンドで、男女とも決勝戦に進んだ今井、齋藤、西郷、清水の4選手には、夢の賞金1000万円をかけたファイナルラウンドへの出場権が与えられる。

※大会2日目（21日）結果　決勝トーナメント
■男子シングルス
【準々決勝】
田沼諒太 2-0 松村亮太朗
伊藤竜馬 0-2 齋藤惠佑
片山翔 2-0 楠原悠介
正林知大 0-2 今井慎太郎 

【準決勝】
齋藤惠佑 2-1 田沼諒太
今井慎太郎 2-0 片山翔

【3位決定戦】
田沼諒太 2-0 片山翔

【決勝】
今井慎太郎 2-0 齋藤惠佑

■女子シングルス
【準々決勝】
清水綾乃 2-1 瀬間詠里花
倉持美穂 0-2 山口芽生
西郷里奈 2-0 小関みちか
吉岡希紗 1-0 RET 荒川晴菜

【準決勝】
西郷里奈 2-0 吉岡希紗
清水綾乃 2-0 山口芽生

【3位決定戦】
吉岡希紗 1-2 山口芽生

【決勝】
西郷里奈 2-0 清水綾乃