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安住アナが物まね披露も“塩対応”…パリ五輪が「何倍も楽しくなる」柔道“伝説の名場面”【THE TIME,】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月26日 7時30分

TBS NEWS DIG

2021年東京五輪では、史上初「兄妹同日金メダル」など過去最多、9個の金メダルを獲得した柔道・チームJAPAN。これまで日本柔道が獲得した金メダル総数は世界最多の48個!その金メダルとともに「伝説の名場面」が数々生まれました。

歓喜の瞬間に「待て」

1964年の東京五輪から正式種目となった、柔道。
この時、“礼に始まり礼に終わる”という柔道の教えを巡る「伝説の名場面」がありました。

当時は男子の4階級のみで、日本は3階級で金メダルを獲得。
▼68kg級(中谷雄英選手)▼80kg級(岡野 功選手)▼80kg超級(猪熊 功選手)

無差別級では、神永昭夫選手と決勝を戦ったオランダのへーシンク選手が優勝しましたが、優勝を決めた歓喜の瞬間に「伝説の名場面」が生まれました。

快挙達成に、オランダのコーチ陣が畳に駆け上がろうとした時、ヘーシンク選手が「待て」と手で制したのです。
“礼で終わるまで、試合は続いてる”ー外国人選手が礼儀を重んじる名場面でオリンピック柔道の歴史が幕をあけたのです。

世界中を感動させた“攻めない”フェアプレー

さらに「伝説の名場面」といえば…

『柔道マガジン』発行人 永瀬義規さん:
相手を敬う心に世界中が感動した、伝説の試合でした」

国内唯一の柔道専門誌『柔道マガジン』の永瀬さんがあげたのは、1984年ロス五輪での男子無差別級の決勝。

世界記録の「203連勝」という偉業を残した山下泰裕選手は、当時金メダル確実と言われていました。
しかし2回戦で、右ふくらはぎに「肉離れ」を負ってしまったのです。
のちに全治2か月と診断されたほどの重症でした。

なんとか勝ち進み、迎えた決勝。

実況:
「試合時間は7分間。試合が始まりました。140キロ、エジプトの巨漢のラシュワン。27歳の山下」

実況が始まった直後のことでした。

ラシュワン選手の技が不発に終わった隙をついて、山下選手が寝技で抑え込みに!

実況:
「これはチャンスです!山下、金メダルに向かいます!ブザーが鳴った!」

この決勝戦では、山下選手の勝利とともに、もう一つの伝説が刻まれたといいます。

『柔道マガジン』発行人 永瀬義規さん:
「開始わずか13秒で決めた山下選手の強さはもちろんですが、ラシュワン選手は負傷した右足を攻めなかった。のちに国際フェアプレー賞をとるほど、世界中を感動させた名場面です」

“名言”で誓った金メダル伝説

天才柔道少女を描いた人気漫画になぞらえ「ヤワラちゃん」の愛称で親しまれた、
女子柔道48kg級の田村亮子選手。

1992年、女子柔道が正式種目となったバルセロナ五輪に16歳で出場し、銀メダル。
続くアトランタ(1996年)でも、決勝で敗れ銀メダルに。
そして2000年、シドニー五輪で、悲願の金メダルを獲得しました。

2003年にプロ野球選手の谷佳知さんと結婚し、名字が「田村」から「谷」へ。
すると飛び出したのが、あの名言でした。

谷 亮子選手(当時28歳):
「田村亮子で金 谷亮子でも金」

迎えた2004年のアテネ五輪では、夫の声援も受け全て1本勝ちで決勝に進出。
決勝でもポイントを重ね、金メダルをつかみ取りました。

『柔道マガジン』発行人 永瀬義規さん:
「亮子は子どもの頃から取材をさせてもらっていた。彼女はインタビューで答えた言葉を、“自分を鼓舞するための材料”として、それを必ず達成することを積み重ねてきた」

出産後、32歳で出場した北京五輪(2008年)でも銅メダルを獲得し、「5大会連続出場かつ全てでメダル獲得」という偉業を成し遂げたのです。

パリオリンピック™でも期待…“兄妹同日金メダル”

さらに、阿部一二三選手・詩選手の兄妹伝説も記憶に新しいところ。
2021年の東京五輪で、まず妹の詩選手(当時21歳)が52kg級で日本初の金メダル!
強豪フランスのブシャール選手を破った瞬間、何度も何度も拳を畳に叩きつける姿は、多くの人の記憶に残る名場面。

その直後、男子66kg級決勝の畳に上がったのが、兄の一二三選手(当時23歳)でした。
ジョージアの選手から大外刈りで技ありを奪い、そのまま死守!

実況:
「やっぱり、お兄ちゃんも強かった!」

史上初の“兄妹同日金メダル”が誕生した瞬間でした。

『柔道マガジン』発行人 永瀬義規さん:
「柔道というのは今、漢字の柔道ではなくて、世界の“JUDO”になった。
日本の選手とはいえ、本当に勝っていけるのか。その日本の柔道の強さを今象徴して表しているのが、阿部兄妹」

パリオリンピック™でも同じ28日に試合がある阿部兄妹。
今回は兄の一二三選手が先で詩選手が後とのことで…
「順番が大きな影響があるのかないのか、その点も面白い注目ポイント」と話します。

パリ五輪は「蟻地獄の寝技」で金メダルを狙う

パリ五輪「柔道」の初日(27日)に登場するのは、女子48kg級の角田夏実選手(31)と男子60kg級の永山竜樹選手(28)。

48kg級で谷亮子さん以来20年ぶりの金メダルを狙う角田選手の武器は、相手の片腕を自分の太ももに挟んで絞めて伸ばす寝技、「腕ひしぎ十字固め」。

柔道女子48kg級 角田夏実選手:
「立っている相手が潰れたらそこは私のゾーン。蟻地獄と言われています

一度ハマったら抜け出せない!海外勢に3年間負けなしの必殺技で頂点を目指します。

永山竜樹選手の出身は北海道・美唄市。
地元で初のオリンピック選手とあって、柔道教室には市内外から子どもたちが集結するほど人気は絶大です。

男子60kg級 永山竜樹選手:
「美唄市に金メダルを持ち帰って、この田舎からでも夢を叶えられるというのを、
子どもたちに見せられたらいい」

乃木坂46・一ノ瀬美空の“柔道得意技”

「阿部詩選手の顔がすごくタイプ」という乃木坂46の一ノ瀬美空さん。
実は、“柔道経験者”だと明かすと、スタジオからは驚きの声が。
高校の授業でやったことがあるとし、“得意技”もあると話した。
「強くはなかったけど、受け身がめっちゃ得意だった。コケた時に使ったこともあります」

また印象に残っている柔道家として「谷亮子さん」「野村忠宏さん」の名前が上がる中、安住紳一郎は「私の世代は山下泰裕さん。あと年配の人は、これね」と言って、両手を広げて上に掲げるポーズを決めた。

しかし出演者はきょとん。「誰…?」という雰囲気が流れると、「ヘーシンクですよ、ヘーシンク」と、1964年東京五輪の金メダリストの名前をあげた。

それでもスタジオの反応はイマイチ…。
安住アナは「後で調べておいてください」と、何度も“ヘーシンクポーズ”を真似してアピールしていた。

【パリ五輪 柔道】

▼7月27日(土):女子48kg級・角田夏実(31)/男子60kg級・永山竜樹(28)
▼7月28日(日):女子52kg級・阿部 詩(24)/男子66kg級・阿部 一二三(26)
▼7月29日(月):女子57kg級・舟久保遥香(25)/男子73kg級・橋本壮市(32)
▼7月30日(火):女子63kg級・髙市未来(30)/男子81kg級・永瀬貴規(30)
▼7月31日(水):女子70kg級・新添左季(28)/男子90kg級・村尾三四郎(23)
▼8月1日(木):女子78kg級・髙山莉加(29)/男子100kg級・ウルフアロン(28)
▼8月2日(金):女子78kg超級・素根 輝(24)/男子100kg超級・斉藤 立(22)
▼8月3日(土):団体戦

(THE TIME,2024年7月24日放送より)

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