ウクライナ軍ドローン部隊に密着 時には人間に爆弾突っ込むことも「何のためらいも感じない」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月25日 18時43分
ウクライナでは、ロシアによる軍事侵攻から2年5か月が経過しました。侵攻の終わりが見えないなか、JNNは戦場のあり方を一変させたドローン部隊の最前線に同行取材しました。
記者
「ドローンやドローンにつける爆弾、そういったものを輸送車のなかに積みいれ始めました」
ロシアとの戦闘の最前線、ウクライナ北東部ハルキウ州で戦闘を続けるウクライナ軍のドローン部隊。
JNNは特別に同行を許可されました。
ドローンは両軍にとって、今や主力兵器ともいえる存在です。
ロシアとの国境から、わずか5キロほどしか離れていないドローン部隊の拠点へと向かいますが…
「(Q.なぜ止まったのですか?)ドローンが飛んでるんだ」
途中、ロシア軍の偵察ドローンが確認されたため、50分ほど身を隠し、再出発しました。
ウクライナ軍兵士
「急いでこちらへ」
記者
「ウクライナ軍のドローン部隊が活動する拠点になります。おそらく民家の地下の貯蔵庫のようなところでしょうか」
ドローンの操縦士・コスタさん。ここハルキウで生まれ育ち、侵攻が始まると自ら軍に志願しました。
ドローンに爆弾を装着します。屋外に配置すると、パイロットはヘッドセットを着け、ドローンから送られてくる映像を見ながら、コントローラーで操縦。今回のターゲットはロシア軍のドローン部隊が拠点とする建物です。
ターゲットに向け、一気に進んでいきます。そして…
「うまくいった!」
時には、ロシア兵にドローンを突っ込ませることもあるといいます。
ドローンの操縦士 コスタさん
「最近、ロシア兵が乗った2台のオートバイに命中させたんだ。ロシア兵も焼け死んだと思う。(Q.人間に爆弾を突っ込むのはどんな感情になる?)分からない…嬉しいとか、悲しいとか、そういう感情ではない。何か強い感情があるわけでもない。ドローンであれば、ほとんどの人は、標的を攻撃することに何のためらいも感じないと思います」
「ウクライナのため、自分の仕事をするだけ」そう強調したコスタさんは長引くこの戦争について、こうも話します。
ドローンの操縦士 コスタさん
「もちろん、いま生きている人生ではなく、ただただ平和な人生を送りたかったと思っています」
この記事に関連するニュース
-
特別に来日したウクライナ元兵士が語る戦争「同じ経験させたくない」トラウデン直美が聞く未来の世代を支援する思い【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月25日 11時50分
-
「塹壕ごと吹き飛ばす」ロシア軍が市民が暮らす集落に「滑空爆弾」を多用 住民を追い出す狙い
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月24日 18時43分
-
戦場のドローン操縦士、標的に 優先的攻撃も日常化、育成が課題
共同通信 / 2024年7月6日 18時5分
-
ドネツク州でロシア戦闘車列への大規模攻撃...対戦車砲とドローンの「精密爆撃」で次々に「撃破」する瞬間
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月5日 19時1分
-
「黒焦げにした」ロシアの軍用車10数両をウクライナ部隊が爆破...ドローン攻撃の「決定的瞬間」が公開される
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月5日 6時40分
ランキング
-
1米大統領選でハリス氏の勝機は十分=独首相
ロイター / 2024年7月25日 11時24分
-
2ウクライナのクレバ外相「中国が主権尊重を確約」 将来的な対ロシア停戦交渉視野に
産経ニュース / 2024年7月25日 9時55分
-
3バイデン氏「新しい世代にバトン」と米国民に向け説明へ 選挙戦撤退で演説
産経ニュース / 2024年7月25日 8時43分
-
4ニュース裏表 平井文夫 〝バイデンおろし〟で米国は再び分断へ 米大統領選、ハリス氏指名確実 多様性だけが売り、トランプ氏への個人攻撃に走るしかない
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月25日 6時30分
-
5イスラエル軍、奇襲で殺害された5人の遺体収容 ガザ作戦
AFPBB News / 2024年7月25日 19時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)