日本選手団が船に乗って登場 ！ セーヌ川舞台に斬新な演出続く、史上初スタジアム外での式典【パリ五輪開会式】

TBS NEWS DIG

■パリオリンピック™　開会式（現地時間26日　フランス・パリ）

パリ五輪の開会式が行われ、17日間の大会がいよいよ開幕。

夏季大会として史上初めてスタジアムの外での開会式となり、現地時間午後7時30分から式典がスタートした。パリ中心部を流れるセーヌ川を舞台にさまざまな演出と映像でセレモニーが続いた。

選手はセーヌ川を船で移動し、エッフェル塔付近のトロカデロ広場まで約6.4kmをパレード。あいにくの雨模様の中、93番目に紹介された日本選手団はカザフスタン選手団らと同じ船に乗って登場。旗手の江村美咲（25）とシゲキックスこと半井重幸（22）をはじめ、5度目の五輪に挑むカヌー代表の羽根田卓也（37）、バレーボール女子主将・古賀紗理那（28）らが船上から声援に応え、近づくエッフェル塔に撮影などで盛り上がる選手たちも。

式典は“船上パレード”の途中で世界的アーティストのレディー・ガガが登場し、パフォーマンスを披露するなど、セーヌ川全体が“ステージ”に。これまでの五輪とは異なる斬新な演出が続いた。

船上パレードの最後は地元フランスの選手団で、この日一番の巨大船で登場。橋の上では光とダンスの演出で盛り上がる中、大歓声に包まれながら“トリ”を飾った。

今回、日本選手団は金20個を目標に掲げ、海外開催では過去最多だった04年アテネ大会の“16個超え”を目指す。これまで夏季五輪で獲得したメダル総数は499個で、今大会メダル第1号が記念すべき日本勢500個目のメダルとなる。

今大会は200以上の国・地域と難民選手団が参加し、約1万1千人の選手が8月11日まで熱戦を繰り広げる。