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柔道男子90キロ級 村尾三四郎 銀メダル獲得!残り4秒で一本奪われ金メダルに届かず、日本柔道5日連続のメダル獲得【パリ五輪】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月1日 1時27分

TBS NEWS DIG

■パリオリンピック™ 柔道男子90キロ級 決勝(31日、シャンドマルス・アリーナ )

柔道男子90キロ級の決勝が行われ、村尾三四郎(23、JESグループ)がL.ベカウリ(24、ジョージア)に敗れ、銀メダル。日本柔道は5日連続でのメダル獲得となった。

準決勝では地元フランスのM.ヌギャップハンボウ(23)を攻め続け、試合時間残り1分49秒、小外刈で技あり。残り27秒にも大内刈で技ありを奪い、圧倒して決勝進出を決めた。

初めての五輪の舞台で決勝進出を決めた村尾、相手は東京五輪金メダリストで村尾が一度も勝てていないベカウリ。最高の舞台で最強の相手を迎えた村尾、大きく息を吐き入場した。

村尾は開始18秒、内股を仕掛けていき、ここから小内刈からの小外刈と多彩な技を見せた。そして、1分1秒、大外刈で技ありを奪いリードした。それでも、東京五輪金メダリストは残り1分20秒、技ありを奪い並ばれた。

攻め続ける村尾は残り27秒、内股を決めるがポイントはなし、フランスの会場からは大ブーイングが鳴り響いた。勝負は残り4秒、村尾が技を仕掛けていくと、ベカウリの隅返しで技ありを奪われ一本負け。果敢に攻め続けた村尾だが金メダルにあと一歩届かなかった。

試合後、「本当に悔しいです」とカメラに背を向けて号泣。「勝つ準備っていうのはしてきたので、自信を持って戦ったんですけど、なかなか自分の目指した金メダルを取れなくて本当に内容どうこうというよりも、結果が自分にとっては本当に悔しい」と涙を飲んだ。

【柔道男子90キロ級 五輪成績】※1996年までは86キロ級
1980年 モスクワ   日本不参加
1984年 ロサンゼルス 野瀬清喜   銅メダル
1988年 ソウル    大迫明伸   銅メダル
1992年 バルセロナ  岡田弘隆   銅メダル
1996年 アトランタ  吉田秀彦   5位
2000年 シドニー   吉田秀彦   9位
2004年 アテネ    泉浩     銀メダル
2008年 北京     泉浩     2回戦敗退
2012年 ロンドン   西山将士   銅メダル
2016年 リオ     ベイカー茉秋 金メダル
2021年 東京     向翔一郎   3回戦敗退
2024年 パリ     村尾三四郎  銀メダル

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