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張本智和、世界王者との死闘に敗れ4強入り逃す...中国の樊振東に歴史的勝利目前も、フルゲームで敗れ呆然【パリ五輪・卓球】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月2日 1時37分

TBS NEWS DIG

■パリオリンピック™ 卓球男子シングルス準々決勝(現地時間1日、パリ南アリーナ)

張本智和(21、智和企画、世界ランク9位)が男子シングルスの準々決勝で、世界王者・中国の樊振東(27、同4位)にゲームカウント3ー4で敗れ、惜しくもベスト4入りは果たせなかった。

最強中国を相手に、歴史的勝利まであと一歩もフルゲームの死闘の末に敗れた。

東京五輪銀メダルで世界卓球2連覇中の王者・樊振東(ハン・シントウ)に対し、序盤は張本のペースで展開。立ち上がり張本が得意のバックハンドの強打でポイントを重ね6-1とリード。カウンターのフォアも決まり主導権を握ると、11-2で先取した。

第2ゲームは3-3から樊振東の強烈カウンターが決まると、流れが相手に傾きかけたが、張本も高速バックハンドで食らいついていく。横回転のチキータが決まり、サーブでポイントを奪い7-6と逆転。勝負の9-9から台上のフリックでゲームポイントを奪うと、相手のレシーブがオーバーとなり2ゲーム連取。

勢いに乗りたい第3ゲームだが、激しいラリーを連続で奪われ0-6と劣勢。早い打点からの攻撃で追い上げるが、相手の逆横回転のYGサーブに苦しみ差を詰められず4-11。

ここで張本はシャツを着替えて第4ゲームへ。バックハンドの強打で最初のポイントを奪うと、一撃必殺のチキータを決めてリード。世界王者も負けじと強烈なバックを決め一進一退の攻防が続く。だが樊振東のスーパーカウンター、逆をつくコースへの強打で逆転され7-11とこのゲームも落とした。

勝った方が勝利に王手をかける第5ゲームは、張本が先手の攻撃でリードし4-0。2ポイント奪われたが落ち着いたレシーブから先にドライブで攻め、7-2と流れは張本に。サービスに入るまでの時間が長いとイエローカードをもらったが、その後も冷静にラリーを制し11-4で先に王手をかけた。

だが第6ゲームは樊振東のペース。追う展開から張本も強烈なフォアを決め、7-7の同点に追いつき会場は大熱狂に包まれた。しかし、粘る王者に連続ポイントを許し、最後はレシーブがオーバーとなり7-11。勝負は最終第7ゲームへ。

◆4強入りかけ世界王者とフルゲームの死闘

ファイナルゲームも接戦となり6-6とどちらが勝つか分からない状況に。相手のミスで1点リードするが、相手も粘り意地をみせる強打で連続ポイントを許す。踏ん張りたいところだが勝負どころでドライブが決まらず、先にマッチポイントを与えてしまい、7-11で無念の敗退となった。試合後はベンチに戻ると一点を見つめ呆然とする場面もあったが、立ち上がり観客の声援に応えた。

インタビューゾーンで張本は「どれだけいい試合をしても負けたので悔しいです」と振り返り、「100%力を出し切れたと言えますが、それでも彼には勝てないんだなと思いました」と目に涙を浮かべながら試合を振り返った。

「でも試合は楽しむことができましたし、金メダリスト候補とこれだけの試合ができて、頑張れば次こそメダルに届くのではと思える試合だった。もっと強くなって4年後もまたこの舞台に戻ってきたい」と力強く語った。

東京五輪ではベスト16で敗退も、今大会は前回を上回るベスト8入り。早田ひな(24、日本生命)との混合ダブルスでは1回戦で北朝鮮ペアにまさかの完敗。切り替えて臨んだシングルスでは、1回戦でベルギーのM.アレグロ(同79位)にストレート勝利。2回戦はイランの難敵ノシャド.アラミアン(32、同51位)と対戦し、ゲームカウント4ー2で勝利。3回戦ではデンマークのA.リンド(25、同62位)に第1ゲームを奪われるが、そこから立て直し逆転で4-1で快勝した。シングルスでは敗退となってしまったが、今後は最後の種目の団体戦でメダルをかけた戦いに挑む。

【男子シングルス準々決勝】
張本智和 3-4 樊振東
11-2/11-9/4-11/7-11/11-4/7-11/7-11

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