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男子テニス、ジョコビッチが悲願の金!“生涯ゴールデンスラム”の快挙達成、アルカラスを2-0で下す【パリ五輪】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月5日 0時30分

TBS NEWS DIG

■パリオリンピック™ テニス男子シングルス決勝(現地時間4日、パリ・ローランギャロス)

第1シードのノバク・ジョコビッチ(37、セルビア)が五輪初の金メダルを獲得し、男女通じて史上5人目の“生涯ゴールデンスラム”(四大大会全制覇&五輪金メダル)の快挙を達成した。

今シーズン全仏、ウィンブルドンを制した第2シードのカルロス・アルカラス(21、スペイン)を相手に、7-6、7-6のストレートで下した。勝利後、顔を手で覆い感極まり、両手を突き上げ、百戦錬磨の王者が初の金メダルに涙を流した。

第1セットは、第4ゲームでブレークのチャンスも40-0から連続ポイントを奪われ相手にキープされる。第9ゲームでは逆にブレークされるピンチも5度のブレークポイントを凌いだ。その後も両者譲らず6-6のタイブレークに突入し、3-3の接戦から4連続ポイントでジョコビッチが先取した。

第2セットもお互いキープの接戦で、ジョコビッチは安定したファーストサーブからの攻撃でブレークを許さず。相手の前後左右の揺さぶりにも全力で粘り、高い集中力で一進一退の戦いが続く。第2セットもタイブレークへ。7ポイント先取で悲願の金メダルへ。鋭いコースへのフォアで最初のポイントを奪うと、さらに一段ギアを上げ、激しいラリーも制し4-2とリード。そのままコートチェンジ後も3連続ポイントで見事勝利を手にした。

史上最多24度のグランドスラムを制しているジョコビッチは、五輪は過去4度の出場で2008年北京五輪の銅メダルが最高成績。

今大会、苦しい試合もあったが1回戦から5戦で1セットも落とさず、自身5度目の五輪で初の決勝へ。決勝では勢いに乗るアルカラスに対し、大熱戦を制して悲願を達成。同種目では最年長での金メダルに。

シングルスでの“生涯ゴールデンスラム”は男子ではアンドレ・アガシ、ラファエル・ナダル、女子ではシュテフィ・グラフ、セリーナ・ウイリアムズが達成しており、ジョコビッチが史上5人目の達成者となった。

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