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バレー男子日本代表が涙の敗退 48年ぶりのベスト4ならず石川主将「力不足だった」イタリアにフルセットの死闘も逆転負け【パリ五輪】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月5日 22時43分

TBS NEWS DIG

■パリオリンピック™ バレーボール男子 準々決勝 イタリア3 ー 2日本(5日、パリ南アリーナ  )

ミュンヘン大会以来52年ぶりとなるオリンピックの金メダル獲得を目指していた日本(世界ランク6位)は、イタリア(同2位)にセットカウント2ー3で敗れ、準々決勝敗退。2セットを先取し、世界ランク2位を追い詰めるも、フルセットに持ち込まれ逆転負けを喫した日本。1976年モントリオール大会以来となるベスト4進出はならなかった。

スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、山内晶大(30)、髙橋健太郎(29)、西田有志(24)、髙橋藍(22)、リベロは山本智大(29)が起用された。

負ければ終わりの決勝トーナメントが始まり、日本は第1セット、予選リーグ3試合で38得点、アメリカ戦はわずか5得点と不調だった石川のスパイクが3連続できまり9‐7でリード。中盤も西田のサービスエースなどで徐々に点差を広げた。その後も、石川を起点に6連続得点で一気に流れを掴み25‐20で第1セットを先取した。

第2セット、序盤で石川が今大会2本目のサービスエース、6‐8でリードを奪った。しかし、相手に繋ぐバレーで逆転を許し、最大4点差を広げられた。この状況に石川のサーブで再び同点。その後、イタリアに連続得点を許したが、西田のフェイント、山本の好レーブなどで先にセットポイントを奪い、最後は石川が相手コートに渾身のスパイクを叩き込んだ。

ベスト4へ王手をかけた日本は出だしから、西田のサービスエースや平均身長で2mを越えるイタリアにブロックを決めるなど4点のリードを奪った。安定したサーブレシーブで攻撃につなげた日本だが中盤に1点差に詰め寄られた。一度はマッチポイントを奪った日本だったがイタリアに粘られ、デュース。勝負所でイタリアにサービスエースを決められるなど25‐27でこのセットを奪われた。

セットカウント2‐1とした日本は出だし、サーブで崩されリードされる展開。一時4点差にリードを広げられた日本は髙橋藍が奮闘。サービスエースや抜群のトスで石川のスパイクにつなげ1点差に詰め寄った。終盤に同点に追いついた日本は髙橋藍のサービスエースでついにリード。しかし連続得点を許し、最後は髙橋藍がブロックされ24‐26でファイナルセットに持ち込まれた。

15点先取の最終セット、序盤から一進一退の攻防は髙橋藍、西田のスパイクで連続得点で6‐4で抜け出した。日本が2点リードの8‐6でコートチェンジをしたが相手のスパイクなどで同点とされた。しかし10‐10の場面で相手のサーブに崩され、逆転を許した。その後もサイドアウトが続く展開に。ニッポンコールが起こる中、先にマッチポイントを握られた日本だったが石川のスパイクで逆転し、マッチポイントを奪い返した。最後はイタリアに連続得点を許し振り切られベスト8で敗退した。復調の石川は両チーム最多の32点の活躍を見せたが悔し涙を流した。最後は涙ながらに全員でフィリップ・ブラン監督(64)を胴上げし、パリ五輪での戦いを終えた。

試合後、主将の石川は「メダルを獲るとずっと言い続けてきてこの結果なのでこの結果は受け止めないといけない。キャプテンとして力不足だったなと思いますし、一人のエースとしても力不足だった」と責任を背負った。

日本のベンチには昨年、がんのため31歳で亡くなった元日本代表のセッター・藤井直伸さんの写真が飾られ、日本の健闘を見守った。
※世界ランキングは試合前時点

【得点上位】
石川 32得点
西田 22得点
髙橋藍 16得点

【パリ五輪 スケジュール】※試合時間は日本時間
7月27日 日本 2ー3 ドイツ(同8位) 
7月31日 日本 3ー1 アルゼンチン(同9位)
8月3日 日本 1ー3 アメリカ(同4位)
8月5日 日本 2ー3 イタリア(同2位)

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