新たに2件不審火を確認 埼玉県の久喜市などではこれまで7件不審火確認 連続放火の可能性で捜査

TBS NEWS DIG

今月に入り、埼玉県内で不審火が7件相次いでいる事件です。この7件のほかに久喜市で2件、不審火が起きていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

激しく立ちのぼる炎。

埼玉県内では今月1日からきのうまでに、久喜市や隣接する桶川市、伊奈町で、あわせて7件の不審火が相次いでいて、このうちの5件は4日未明のわずか4時間ほどの間に起きていました。

不審火は半径およそ3キロに集中していましたが、ほかにも今月2日未明ときのう朝に、久喜市のこの範囲内で2件の不審火があったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

今月2日の不審火は午前2時ごろに発生、ビニールハウスが全焼しました。

記者
「被害にあったビニールハウスですが、ビニールは溶け、骨組みがむきだしになっています」

火事を目撃した人
「すごかったですよ。火柱というか、赤い火が」

さらに、4日の朝にはすぐ近くで、倉庫の軒下に置いてあった新聞紙が燃える火事がありました。

被害にあった男性
「燃やされたところはそこ。上にあったの、古紙のまとめたやつが」

火はすでに消えていたということですが、男性は警察があるものを持ち帰ったと話します。

被害にあった男性
「マッチ棒がそこに落ちていたのを警察が見つけた。燃えかすというかね、上だけ燃えていた」

警察はこの2件の不審火を含む9件の不審火について、同一犯による連続放火の可能性があるとみて捜査しています。