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体温を上げずに湯船に浸かる!“シャワーだけ”はNG?夏の正しい入浴法【ひるおび】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月6日 15時57分

TBS NEWS DIG

暑いからといって、シャワーだけで済ませていませんか?
紫外線などで強いダメージを受けている肌に良くないばかりか、疲れもとれず「夏バテ」になる恐れも・・・
夏の入浴法を、温泉療法専門医の早坂信哉教授に教わります。

夏も湯船に浸かっていますか?

『ひるおび』LINEアンケートで聞いてみました。
Q.湯船に浸かっていますか?
▼毎日浸かる・・・38.45%
▼時々浸かる・・・19.64%
▼毎日シャワー・・・37.52%
▼その他・・・4.39%

毎日湯船に浸かる人と、毎日シャワーの人は同じくらいという結果に。
また、湯船に浸かる時間は「10分以内」が7割を超えていました。

入浴で交感神経をオフにする

温泉療法専門医でもある、東京都市大学の早坂信哉教授は「夏もしっかり湯船に浸かった方が良い」と話します。

温泉療法専門医 早坂信哉氏:
今年の夏は非常に暑く、屋内と屋外の温度差がかなりあり、出たり入ったりすることで交感神経がオンの状態になります。
交感神経は車でいうとアクセルに相当するもので、人間の体を興奮させたり活動性を上げるような神経です。温度差があるとこのアクセルが踏みっぱなしの状態になってしまい、だんだん体が疲れてきてしまいます。

「交感神経」をオフにするには、「副交感神経」をONにすることが必要です。
そのために有効なのが入浴。
早坂氏は、特に「体温を上げずに湯船に浸かる」ことを勧めています。

体温を上げずに湯船に浸かるには

【温度】
36~38℃

体温に近い温度の“ぬる湯”

【時間】
20分程度

熱くも冷たくもない「不感温浴(ふかんおんよく)」が良い

温泉療法専門医 早坂信哉氏:
「不感温浴」とは、体温と同じ温度のお湯に入ることです。体にとって一番負荷が少なくリラックスできる温度です。
体温があまり上がりませんので、ゆっくり20分ぐらい入って大丈夫です。もちろん短くても大丈夫です。

この温度なら、お風呂上がりの「汗が止まらない」現象も起きにくくなります。

“ぬる湯”はむくみ解消にも

早坂氏は、ぬる湯のメリットとして以下を挙げています。

〔1〕むくみ解消
水分を多く摂取する夏は、むくみやすくなっています。
お湯にしっかり浸かることで「湯船の水圧」がかかりマッサージ効果が得られるので、血流が改善し、むくみ改善の効果が期待できます。

〔2〕肌汚れ解消
夏は紫外線などの影響で肌が傷みやすくなっており、優しく汚れを落とす必要があります。シャワーだけより、ぬるい風呂にしっかり浸かって強くこすらずに汚れを落とす方が肌に負担がかかりません。

「夏に毎日湯船に浸かるのはハードルが高い」という人は、週に2、3回でもOKです。

出演者の中川翔子さんは、週に3回程度、42℃前後のお湯に20分程浸かっているそうです。

コメンテーター 中川翔子:
お風呂の中でアニメ見るとかやりたいことはあるんですけど、代謝が悪すぎて、汗を早く出したいので熱いお湯に浸かっています。「汗が出てから本番」という感じがあるんですけど、どうなんですかね。

温泉療法専門医 早坂信哉氏:
週に3日入っているのはもちろん合格点なんですけど、ちょっと熱すぎるし長すぎるから熱中症やのぼせが心配です。ちょっと汗が出たところでお風呂を出ていただくのがいいかなと。あまりダラダラ流すまで頑張らなくても大丈夫です。

夏の入浴の注意点

・湿度や温度が上がると熱中症の危険性が増すので、換気をするなど涼しくなるよう意識しながら入ってください。

・入浴前後でコップ1、2杯分の水分補給をしてください。
牛乳・水・スポーツドリンクなどがおすすめです。

温泉療法専門医 早坂信哉氏:
アルコールは脱水の補整にはなりませんので、別で水分をきちんと摂っていただきたいと思います。

(ひるおび 2024年8月1日放送より)
==========
<プロフィール>
早坂信哉氏
温泉療法専門医
東京都市大学人間科学部教授・学部長 博士(医学)
入浴を医学的に研究 企業などの健康づくりも提案

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