パラ五輪アーチェリー日本代表選手に賠償命じる判決 ブログに匿名書き込み「代表入りも無理なの気づきませんか？」 東京地裁

TBS NEWS DIG

パリパラリンピック、アーチェリーの日本代表選手が同じ競技のほかの選手のブログに「代表入りも無理なの気づきませんか?」などと投稿して名誉を傷つけたとして、東京地裁が賠償を命じました。

パラアーチェリーの小野寺朝子選手（48）は、自身のブログに名誉を傷つけられるコメントを書き込まれたとして、パリパラリンピック、アーチェリー日本代表の重定知佳選手に賠償を求める訴えを東京地裁に起こしています。

「代表入りも無理なの気づきませんか?」などと匿名で書き込まれていましたが、プロバイダーに開示請求をした結果、重定選手だとわかったということです。

東京地裁はきょう、投稿は「卑劣なものというほかない」などとして、重定選手におよそ124万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。

パラアーチェリー 小野寺朝子選手
「このような人が日本の代表としてパラリンピックに出ることは、とても残念に思います」

重定選手側は、判決を不服として控訴するとしています。