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緊張状態続く…イラン、イスラエルへの報復攻撃の時期・規模は? 増尾中東支局長がイスラエルから解説【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月7日 11時25分

TBS NEWS DIG

イスラム組織ハマスの最高指導者の殺害などを受け、イスラエルへの報復を宣言しているイラン。報復攻撃はいつ、どのような規模で行われるのでしょうか。

イスラエルへの“報復攻撃”強調 イラン「復讐が義務」

増尾聡 記者
「イランからの報復宣言を受けたイスラエルですが、テルアビブ市内では、表立った緊張感はあまりなく、普段通りの市民生活が営まれています」

イランによる“報復宣言”から6日。街は平穏に包まれていました。

男性
「イスラエルは何度も証明してきました。踏みつけることができる国ではないと」

女性
「状況はどんどん悪くなっていますが、できることは何もありません」

二国間に緊張が走ったのは7月30日。

新大統領の宣誓式に出席するため、イランの首都テヘランを訪れていたイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏。しかし、この直後…

ハマスの声明(7月31日)
「襲撃によって殺害された」

ハマスはイラン滞在中のハニヤ氏が、イスラエルに殺害されたと発表。ハマスを支援するイランも、報復攻撃を行うと宣言しました。

イラン最高指導者 ハメネイ師
復讐することが私たちの義務である」

この直前には、イスラエルと国境を接するレバノンの首都ベイルートでも、イスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官がイスラエル軍の攻撃によって殺害されました。

ヒズボラの指導者は「レッドラインを超えた」などと強く非難し、報復を明言しています。

緊迫化する中東情勢にアメリカは…

アメリカ ブリンケン国務長官
「すべての当事者は緊張緩和の措置を講じなければなりません。事態の悪化は誰の利益にもならないのです」

緊張状態続くイスラエル イランの報復攻撃はいつ?どのような規模で?

小川彩佳キャスター:
イスラエルには増尾記者がいます。現地の様子はどうでしょうか。

増尾聡記者:
テルアビブの中心部にいます。イランからの報復攻撃にさらされている中ですが、至って普通の市民生活が営まれています。

市民の方にお話を聞くと「もちろん不安はあるけれど、こうした脅威はこれまでもあったわけで、私たちは日常生活を送っていくしかない」と、みなさん口をそろえていました。

今後の焦点は、イランの攻撃がいつ、どのような規模で行われるかということです。

攻撃のタイミングについては「差し迫っている」との見方が強まっていますが、イランが開催を要請したイスラム協力機構での緊急会合が7日に開催されることになり、攻撃はこれ以降との見通しも出てきています。

攻撃の規模についても様々なシナリオが考えられていますが、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、情報機関の分析として「攻撃はイランからだけでなく、レバノンを拠点とするヒズボラや、親イランの武装勢力も加わったものになるのではないか」と報じています。

2024年4月にイランがイスラエルに行った報復攻撃よりも厳しい内容になるという見方もありますが、攻撃の内容によっては、戦闘が他の中東地域に拡大することもあり、引き続き予断を許さない状況が続いていきます。

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