台風5号 あす（12日）朝にも東北地方に上陸見込み 東北地方初の「線状降水帯発生予測情報」発表で厳重警戒必要

TBS NEWS DIG

太平洋上を西に進んでいる台風5号は、あすの朝にも東北地方に上陸する見込みです。東北地方では初となる「線状降水帯発生予測情報」も発表されていて、強風に加え大雨への厳重な警戒が必要です。今後の天気の見通しについて、井澤咲乃気象予報士の解説です。

現在、宮城県沖をゆっくりとしたスピードで進んでいる台風5号は、あすの午前中には勢力を維持したまま東北に上陸する見込みです。

今夜この後から次第に雨と風が強まっていき、特に台風からの湿った東風がぶつかる太平洋側では雨の量が多くなり、あすの午前中にかけて線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。

その後も、この台風は進むスピードが遅いので大雨が長引く恐れがあり、先月、記録的な大雨となった東北の日本海側でも災害には厳重な警戒が必要です。

あすの夕方までの24時間で予想される雨の量は、東北の多いところで300ミリと、経験したことのないような大雨となる恐れがあります。危険な場所には絶対に近づかず、安全第一でお過ごしください。