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大社が創成館を破り107年ぶり夏の甲子園2勝!延長10回制し3回戦進出へ 敵失、セーフティスクイズで勝ち越し エース馬庭が完投

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月15日 19時28分

TBS NEWS DIG

■第106回全国高校野球選手権記念大会 第9日 2回戦 大社 5-4 創成館(延長10回)(15日・甲子園球場)

大社(島根)が創成館(長崎)に勝利し107年ぶりに夏の甲子園で2勝、3回戦進出を決めた。試合は3ー3の同点で迎えた延長10回タイブレーク、6番・高橋蒼空(3年)の打球が相手の悪送球を誘い勝ち越し。さらに8番・園山純正(3年)のセーフティスクイズでリードを広げた。投げては馬庭優太(3年)が10回を完投した。

32年ぶり9回目の出場となった大社。1回戦ではセンバツ準Vの報徳学園(兵庫)を相手に1回表に2点を先制。7回にも1点を加えるとリードを広げた。先発したエース・馬庭優太(3年)は9回1失点の完投で63年ぶりの夏の勝利を手繰り寄せた。

先発マウンドに上がった馬庭は2回まで無失点投球も3回裏、創成館の7番・福島寛己(3年)の打球をショートを守る藤江龍之介(3年)が後逸。走者を背負うと2死二塁から1番・山口烈(3年)にレフトへの適時打を浴び先制を許した。

1点を追いかける展開となった打線は中盤5回表、この回先頭の7番・馬庭が中安打で出塁。その後捕逸、8番・園山の送りバントで1死三塁と好機を迎えた。すると9番・高橋翔和(3年)にライトへの適時打が飛び出し同点に追いついた。

1ー1の同点で迎えた6回表、創成館の2番手で登板したエース・村田昊徽(3年)に対し無死走者無しから3番・石原勇翔(3年)が左安打を放ち出塁。4番・高梨壱盛(3年)が送りバントを決め得点圏に走者を進めると5番・下条心之介(3年)が死球を受け1死一、二塁に。しかし後続がサードの好守に阻まれチャンスも無得点に倒れた。

するとその裏、1死走者無しから1番・山口に中安打を放たれると2死から盗塁を決められ得点圏に走者を背負った。すると3番・小森山仁(3年)にセンターへの適時打を浴び勝ち越しを許した。さらに4番・上田優吾(3年)が放ったレフト後方への打球を下条が落球。2点差に開いた。

2点を追う展開となり8回表、4番・高梨、6番・高橋蒼が中安打で出塁すると1死一、二塁から7番・馬庭の打球をショートが悪送球。1点差に詰め寄ると8番・園山がスクイズを成功させ同点に追いついた。

9回表、2死一、二塁のチャンスを作るも5番・下条は村田の力強いストレートに右飛。9回裏は馬庭は無失点に抑え試合は延長戦へ。

延長10回無死一、二塁のタイブレークから6番・高橋蒼の打球をサードが悪送球。その間に二塁走者が本塁へ帰り、勝ち越しに成功。さらに1死二、三塁から8番・園山のセーフティスクイズで5点目を奪った。2点のリードをもらった馬庭は10回裏を1失点に抑え試合終了。守り切った大社が3回戦へ進んだ。

※写真は大社・馬庭優太投手

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