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男女別学か共学か…「女子校だと自分の素が出しやすい」一方「異性関係に憧れ」も 埼玉県立高校の共学化議論に賛否の声

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月21日 17時11分

TBS NEWS DIG

県立高校の男子校と女子校をなくし、共学にすべきか。埼玉県で続く激しい議論は、早ければあすにも判断が示されるかもしれません。当事者である現役高校生に話を聞きました。

共学派
「文化祭とかで付き合う子とかも結構いて、うらやましいなと思いました」
「社会に出てからは男子と関わることもあると思うので、女子だけじゃなくて男性と関わる機会もあったほうがいいのかなと思って共学を選びました」

男女別学派
「文化祭とか、みんなゴリラみたいに必死に。男子がいないから精一杯というか。共学ならではの青春もあるけど、女子校でしか味わえない青春もある」

県立高校の男子校と女子校を維持すべきか、共学にすべきか、埼玉で激しい議論が起きています。

事の発端は、県への1件の苦情でした。

「埼玉県立の男子校が女子の入学を拒んでいるのは不適切だ」

実際、全国の高校のうち男女別学の公立は、男女共同参画の実現などを理由に今やまれな存在に。一方、埼玉県には137の県立高校のうち、男女別学が12校残っています。

現役高校生の本音はどこにあるのか。全校生徒945人が学ぶ、熊谷女子高校で聞きました。

ハンドボール部 部長 勝山花心さん
「共学に行ってしまうと異性の目が気になってしまったり、自分の素が出せないところがあるなと思って。女子校だと自分の素が出しやすくて」

一方で、こんな本音も。

ハンドボール部 部長 勝山花心さん
「周りが女子しかいないので、そういう異性関係というか、ちょっと憧れはあります」

生徒会長の岡田さんは、男女別学の維持を訴えます。

熊谷女子高校 生徒会長 岡田莉奈さん
「ひとつでも選択肢をなくすということはしてほしくないです」

女子校進学のきっかけは、中学生の時の経験でした。

熊谷女子高校 生徒会長 岡田莉奈さん
「私の中学校では男子が生徒会長、女子が副会長っていう、何か見えない風潮みたいなのがあって、それで私が副会長になってしまって」

男女別学を支持する声は少なくありません。埼玉県教育委員会が高校生7200人あまりに行った調査では、「共学化しないほうがいい」が57.2%と最も多い結果に。

この問題に、岡田さんは苦言を呈します。

熊谷女子高校 生徒会長 岡田莉奈さん
「私たちが何も知らない状態で共学化になるというのが嫌だなと。当事者である私たちに少しでも議論の機会を与えてもらえることが大事なのかなと思っています」

県の教育委員会はあす、別学を維持するか共学にするか方向性を審議し、早ければあすにも判断を示したいとしています。

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