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菅前総理の“意中の候補”小泉進次郎氏が自民総裁選に出馬へ 40人超が支援か 一方、立憲は枝野氏が代表選出馬表明「人間中心の経済実現」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月21日 19時2分

TBS NEWS DIG

来月の自民党総裁選に小泉進次郎元環境大臣が出馬の意向を固めたことで、党内の動きが活発になっています。一方、立憲民主党は枝野前代表が代表選挙への立候補を表明しました。

きょう午前、自民党本部に姿を見せた小泉進次郎元環境大臣(43)。

自民党 小泉進次郎元環境大臣
「(Q.すみません、総裁選の出馬意向について…)おはようございまーす」

きのう出馬する意向を固めたことが明らかになったため、記者団から質問が飛びましたが…

自民党 小泉進次郎元環境大臣
「周辺の報道ですから、一つ一つお答えすることは控えさせていただきます」

一言だけ答えて、党本部をあとにしました。

小泉純一郎元総理の次男として生まれた進次郎氏。

2009年、28歳で衆院議員に初当選し、若手の登竜門である自民党青年局長や環境大臣などを歴任してきました。

小泉進次郎環境大臣(当時)
「(気候変動問題の取り組みは)楽しくなければならない。そしてクールに、それにセクシーにね」

環境大臣時代には、気候変動問題の取り組みは「セクシーでなければならない」と発言し、物議を醸したこともありました。

街の人
「(小泉氏は)実力はどうなのか分からないですけど、人気だけはあるじゃないですか。知名度と人気があって」
「彼もいつかはきっと(総裁選に)出るんじゃないかと思ったんだけど、正直な気持ち、まだちょっと早いんじゃないかなって」

支持率低迷に苦しむ菅内閣では、総理に退くよう泣きながら直訴したのも進次郎氏でした。

今回、進次郎氏はその菅前総理の“意中の候補”となっています。

JNNはきのう、小泉氏を支援する議員の会合の様子をとらえましたが、周辺議員は「支援を表明してくれる議員は全ての派閥からすでに40人以上いる」と話していて、出馬表明の時期を慎重に探っているものとみられます。

こうした中、きょう、総裁選の告知動画とポスターが公開されました。

総裁選のキャッチコピーは「THE MATCH」。

自民党 平井卓也広報本部長 
「“手加減なし・忖度なし・筋書きなしの総裁選”になるなと」

ポスターを見た街の人からは…

街の人
「何だろう…政治とはイメージが違うというか、格闘技みたいなそんなイメージ」
「ちょっとこのポスターで、自民党、今回はあんまり期待できないかなって感じがします」

歴代の総裁を登場させたことについて、自民党関係者は「党の危機なので過去の遺産を出し惜しみせず全部出した」としていて、党の支持率アップに結びつけたい狙いが見え隠れします。

一方、9月に代表選を控える立憲民主党にも動きが。

立憲民主党 枝野幸男前代表
「政治家として培った全てを注いで、次の世代のため新しい時代を切り開く、その先頭に立ちたい」

枝野幸男前代表(60)が会見を開き、「立憲民主党を自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化させる」として、党の代表選出馬に名乗りを上げました。

枝野氏は政策として、▼国公立大学の授業料を段階的に無償化することや、▼教育・医療分野で働く人の給与を大幅に改善することなど、「人間中心の経済」を掲げています。

一方、枝野氏は前回の衆院選の敗北で代表を引責辞任したことから、「まだ禊ぎは済んでいない」との声があり、党内で幅広い支持が得られるかは不透明です。

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