ハリス大統領候補が指名受諾演説 無党派層の心をつかめるかが勝負所 アメリカ大統領選 民主党大会最終日

TBS NEWS DIG

アメリカ大統領選に向けた民主党大会は最終日を迎えました。締めくくりとして、ハリス副大統領による演説が行われています。中継です。

民主党大会の会場では最大のハイライト、ハリス副大統領による、党の大統領候補指名を受諾する演説が行われています。

演説でハリス氏は移民2世として育った生い立ちを紹介し、女性、黒人、そしてアジア系として初めての大統領を目指す決意を示します。

また、選挙戦のスローガンとして掲げている「自由」を重視する姿勢を強調し、トランプ前大統領が返り咲けば、女性の人工妊娠中絶の権利などが奪われると訴えます。

そのうえで自らが検察官の出身であることをアピールし、トランプ氏を「犯罪者」だと位置づけて対比を図ります。

また、経済政策ではインフレ対策として住宅や食品、医療などの費用を引き下げると表明し、中間層を重視する姿勢を強調する見通しです。

これまでの大会を通じて民主党支持者の熱気は大いに高まっています。

ただ、副大統領としてバイデン大統領を陰で支えていたハリス氏は、これまで表舞台に出る機会が限られていて、人となりや政策をアメリカ国民に幅広く知られているとは言えません。

テレビを通じて見ている無党派層の心をつかむ演説となるのか、ハリス氏の選挙戦を左右する大きな勝負所となります。