【台風情報】台風10号 29日（木）に九州～四国に上陸 動き遅く西日本では影響が長く続くか【気象予報士・解説】

TBS NEWS DIG

今後の台風10号の見通しについて、内藤俊太郎気象予報士の解説です。

台風10号、前日の予想よりさらに西に進路をたどるようになりました。上空の風が弱いため、まだ進路がしっかりと定まっていない状況です。

現時点の予想では、29日（木曜日）に九州から四国に上陸。その後、30日（金曜日）から31日（土曜日）に進路次第で東日本や東北も影響が出る可能性があります。

雨の予想です。27日（火曜日）になると、奄美地方で次第に台風本体の活発な雨雲がかかり始めます。また、台風から離れた東海や前線の影響を受ける北日本でも大雨のおそれがあります。

28日（水曜日）になると、九州で次第に雨と風が強まります。木曜日は西日本で大荒れの天気になるでしょう。動きが遅いので、金曜日にかけて、西日本では台風の影響が長く続きそうです。

このため、雨の量が多くなります。木曜日までの雨の降る量は、太平洋側では総量300ミリ以上、九州南部や四国では500ミリを超えてくるところもある見込みです。土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒をしてください。