【台風情報】九州南部で“計1000ミリ”を超えるような大雨となる恐れ さらに発達しながら接近中 予想進路は西寄りに

TBS NEWS DIG

強い台風第10号は、日本の南を発達しながら北上し、27日から28日にかけて奄美地方に非常に強い勢力でかなり接近する見込みです。

強い勢力の台風10号なのですが、さらに発達しながら接近する恐れがあります。あす（27日）は奄美地方、水曜日から木曜日にかけては九州にかなり接近して上陸。

予報円が大きいんですけれども、中心線付近を通った場合は西日本、東日本に週末にかけて縦断となる恐れがあります。

これまでの予想と比べて西寄りに変わってきています。台風の進路は、周りにどういった風が吹いてるかというのがポイントになります。

上空の寒気でできた低気圧の風に乗り、さらに太平洋高気圧が強まったことで今、西へ西へ進んでいます。

そこで、チベット高気圧が張り出して通せんぼされるような形になって、偏西風の強い上空の西風にいつ乗るかどうかというところが予想として定まっていないため、予報円が大きくなっている訳なのです。

今のところの雨や風の予想も見ていきますと、予報円の中心から北を進んだ場合、日本海の方を進む場合の雨と風のシミュレーションだと思って見てください。

奄美や九州南部も水曜日は猛烈な風が吹いて、本当に大きな大きな災害に繋がりうるような暴風が吹く恐れがあります。

Q.スピード的には遅いのですか？

ゆっくりしているため、接近前から太平洋側では大雨となるような恐れがあります。

予想雨量です。

24時間雨量の予想ですが、九州南部はあす夕方まで120ミリで、水曜日にかけて400ミリ、木曜日にかけて500ミリで、トータルで1000ミリを超えるような大雨となる恐れがあります。

土砂災害など、大規模な災害に繋がりうるような、そんな雨の降り方となる可能性がありますので、最新情報を注意しながらお過ごしください。