「あー！横転や！」6年前にも台風被害 トラックは横転、風車のように回る観覧車…大阪市内のホームセンターでは防災グッズの購入進む

TBS NEWS DIG

強い勢力で、日本列島を縦断するおそれのある台風10号。6年前、台風21号で大きな被害が出た関西地方では、台風への備えが進んでいます。

2018年9月、近畿地方を横断した台風21号。観覧車はまるで風車のように回り、コンビニの看板は店員もろともに吹き飛ばされました。関西空港では、連絡橋に暴風で流されたタンカーが衝突し、空港が一時、孤立状態に。

この台風の影響で、近畿地方（三重県除く）では11人が死亡するなど大きな被害をもたらしました。

今回の台風10号も強い勢力を保ったまま西日本に上陸するおそれがあり、十分な備えが求められます。

きょう、大阪府内のホームセンターに行ってみると、台風接近に伴い、防災グッズを集めた特設コーナーが設けられていました。

買い物客
「電池を買いました。（Q.電池はなにに使う？）懐中電灯やラジオとか」
「（Q.ラックは台風対策で？）そうです。雨が降ってきても家の中で洗濯物が干せるように」
「お水を買いに来たんです、台風がくるから…。ガスボンベも買っておこうかなと思って」

懐中電灯や電池、カセットコンロなど様々な商品が置かれていて、ここ数日で問い合わせも増えているといいます。特に今、売れているのが…

カインズ東大阪店　三宅祐馬さん
「ブルーシートや養生テープは、台風の予報が出たあとから問い合わせやご購入をしていただいています。窓ガラスの飛散を防止するために使用しております。今、全力で商品手配をすすめています。落ち着いて慌てず（買いに）来ていただけたらと」

一方、JR西日本は、既に京都駅から和歌山の新宮駅の間を走る特急電車の運転をきょうとあさっての2日間取りやめることを決めています。

また、台風の勢力次第では近畿エリアの広範囲で計画運休を実施する可能性があるということです。