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河野太郎氏が自民党総裁選出馬を表明 政治に対する信頼回復とこれまでの実績をアピール【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月26日 19時30分

TBS NEWS DIG

9月の自民党総裁選をめぐり、河野デジタル大臣が正式に出馬表明しました。派閥の裏金事件をめぐっては「不記載額の返納を求める」と訴えました。

河野氏 立候補を正式表明 裏金問題 “返納でけじめを”

南波雅俊キャスター:
河野太郎デジタル大臣が26日に会見を行い、自民党総裁選への立候補を正式に表明しました。

会見では「日本を引っ張るリーダーとしてこの国を前に進めてまいりたい」と述べ、裏金事件については「政治に対する信頼回復が急務であり、党の政治資金の不記載があった議員に不記載額を返還することでけじめをつける」と話しました。

また、改革を積み上げてきた実績が(総裁選で)問われていくということで、コロナワクチン政策や、マイナンバーカード、ライドシェアの導入など、これまでの実績もアピールしました。

河野大臣は、自民党で唯一残っている派閥の麻生派です。父は第16代総裁の河野洋平氏ですが、就任した1993年当時は非自民の細川連立内閣で、自民党は野党でした。

河野大臣の1度目の総裁選出馬は2009年(民主党に政権が交代し、自民は野党)で、144票を獲得しましたが敗れました。

2度目は前回の2021年です。1回目の投票は255票を獲得して2位になりましたが、決選投票で河野大臣が170票、岸田総理が257票で敗れました。このとき石破茂氏や小泉進次郎氏とともに共闘体制(小石河連合)を組んでいましたが、今回は3人が揃って出馬するとみられ、注目が集まっています。

ホラン千秋キャスター:
河野大臣は裏金問題の解決策として、不記載額の返納ということを示しましたがいかがでしょうか。

産婦人科医 宋美玄さん:
返納については河野大臣らしいなと思いました。個人的にはコロナワクチンの接種を主導されていたとき、リーダーシップを発揮して対応も良かったので、その点を評価しています。ただ(総裁になって)みんながついていくのか、調和の面ではどうなのかなという印象です。

井上貴博キャスター:
突破力は確かにあると言われています。しかし総裁選の候補者の方々の会見は、国民向けのメッセージと、所属する国会議員向けのメッセージの濃淡が分かれているような気がします。結局、自民党の本音としては「選挙で勝てる人」「裏金事件はなるべくうやむやにしてほしい」「企業団体献金も触れて欲しくない」という感じで、最終的には誰が総裁になっても、何も変わらないのではと冷めてしまうところがあります。

産婦人科医 宋美玄さん:
“お友達内閣”みたいになってしまったら何も変わりません。国民としても注目しなければいけない選挙だと思います。

小林氏・石破氏・河野氏 さらに… 自民・総裁選 候補者乱立

南波キャスター:
今回の総裁選は候補者乱立で混戦模様となりそうです。

【正式表明】
・小林鷹之 前経済安保担当大臣(49歳)
・石破茂 元幹事長(67歳)
・河野太郎 デジタル大臣(61歳)

【近く表明へ】
・小泉進次郎 元環境大臣(43歳)
・高市早苗 経済安保担当大臣(63歳)
・林芳正 官房長官(63歳)
・茂木敏充 幹事長(68歳)

【出馬に意欲】
・青山繁晴 参院議員(72歳)
・加藤勝信 元官房長官(68歳)
・上川陽子 外務大臣(71歳)
・齋藤健 経済産業大臣(65歳)
・野田聖子 元総務大臣(63歳)

井上キャスター:
総裁選の期間を長くすることでメディアにより多く取り上げられる。それを狙って“やっている感”を出して支持率を上げて総選挙に望むという、自民党の思惑が見えてしまう気がします。

産婦人科医 宋美玄さん:
高齢男性が総裁になると野党にとってはツッコミどころになるでしょう。若手が総裁になれば“革新だ”と自民党に有利になるかもしれません。その辺の影響も出てくるのではないでしょうか。

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