【速報】「過料」めぐる旧統一教会の即時抗告を退ける決定 東京高裁 教団側は特別抗告を検討

TBS NEWS DIG

文部科学省の質問権に回答しなかったとして旧統一教会に10万円の過料を命じた東京地裁の決定を巡り、東京高裁は、教団側の即時抗告を退けました。教団側は最高裁への特別抗告を検討しています。

旧統一教会をめぐっては、信者に高額な献金を求めるなど解散命令に該当する疑いがあるとして、文部科学省が宗教法人法に基づく質問権を行使し、組織の運営や献金などについて報告を求めました。

しかし、教団側が100以上の項目で回答を拒否したことから、文科省は行政罰の「過料」を科すよう東京地裁に通知し、今年3月、東京地裁は教団側に10万円の過料を命じる決定をしました。

教団側はこれを不服として即時抗告していましたが、東京高裁はさきほど、即時抗告を退ける決定をしました。

教団側は「極めて不当と言わざるを得ない。決定の詳細内容を確認し、特別抗告も含めて検討する」としています。

教団をめぐっては文科省が「解散命令」を東京地裁に請求していて、非公開での審理が進められています。