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明治神宮外苑の再開発 事業者の計画見直し案が判明 地元の人は「切らない方向に考えられないのか」「手放しで喜んでいるわけではない」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月27日 16時53分

TBS NEWS DIG

東京・明治神宮外苑の再開発をめぐり、事業者側の見直し案が関係者への取材で分かりました。伐採する樹木の本数が当初の計画よりも124本減るなどとなっていますが、具体的な中身とは。

明治神宮外苑をめぐる再開発。神宮球場などを建て替え高層ビルを建設する計画で、およそ1900本ある樹木のうち、743本の伐採が予定されていました。

しかし、樹木の保全について、認可した東京都が事業者に対し、見直し案を提出するよう要請。この事業者側の見直し案が関係者への取材で分かりました。

記者
「あちらに見える樹木の一部は伐採対象でしたが、今回の見直し案で保存対象になりました」

主な見直し案は2つ。

1つは、樹木の伐採本数の減少です。当初の743本から124本減ることになります。伐採予定だった82本を新たに保存・移植するほか、42本の樹木がすでに枯れるなどしていたため、伐採本数がその分減少したということです。

記者
「この4列のイチョウ並木の隣には野球場が建てられますが、イチョウの生育に配慮して、野球場とイチョウ並木の距離をさらに広げることが検討されています」

もう1つは、新たな野球場とイチョウ並木の距離を広げるというもの。当初、新野球場はイチョウ並木からおよそ8メートルの距離に建てられる予定でしたが、その幅をおよそ18.3メートルまで広げるということです。

この案に地元の人らは。

地元の人
「何十年も通っています。(伐採が)700本、600本の話じゃなくて、開発するにしても切らない方向に考えられないのかな」
「伐採が少なくなるなら有り難いですけど、手放しで喜んでいるわけではない」

また、再開発案に反対している団体の1つは。

明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会
「本数を減らせば切っていいという話ではない。見直しが行われたことに関しては、注視していきたい」

一方、事業者の1つである三井不動産は、これまでに再開発の意義をこう説明しています。

三井不動産
「再開発の意義は『老朽化したスポーツ施設の更新』『みどりとオープンスペースの拡張』『回遊性の向上』『災害への備え』の4つと考えています」

関係者によりますと、事業者は見直し案の最終調整を進めていて、来月にも東京都に報告し、その後、住民向けの説明会も検討しているということです。

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