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台風の中心から離れている地域でも大雨 短時間の大雨による土砂災害などに警戒【台風10号】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月27日 19時9分

TBS NEWS DIG

台風の中心から離れている地域でも現在進行形で大雨となっています。特に神奈川県西部は1時間80ミリ以上で、猛烈な雨が降っているようなところがあります。短時間で一気に大雨となっていますので、土砂災害などの危険度が急激に高まっています。自治体からの避難情報を確認してください。

雨の様子を見てみますと、台風10号の雲がこちらです。ここから離れたところは湿った空気の影響で雨が降っていて、前線の雲がかかっています。台風が大きな歯車になって湿った空気の流れが強められています。離れていても北日本も含めて、この先数日、大雨に警戒が必要な状況となります。

台風10号は非常に強い勢力に発達していて、きょうあす、奄美地方に接近する見込みです。あさっての時点でも非常に強い勢力で、九州にかなり接近して上陸するおそれがあります。奄美で見ると、あす最大瞬間風速が70メートルで、九州南部もあさってにかけて60メートル超えるような危険な暴風が吹き荒れるおそれがありますので、大荒れになる前に避難行動をとる、早めの備えを進めるようにしてほしいなと思います。

雨の予想です。台風10号の本体の雲、その予想がこちらです。相対的に近い奄美や九州南部、これからあすにかけて線状降水帯が発生する可能性があります。既にもう大雨になっています。一気に雨がまた激しくなって、とどめとなって災害が発生するような危険もあります。九州、四国、近畿、遠く離れた関東でも山沿いを中心に断続的に激しい雨が降るという状況が続いてしまいそうです。風もどんどん強まっていきますので、西日本、広い範囲で影響出るのは29日木曜日、30日金曜日とみていますので、交通機関の大きな乱れを想定するようにしてください。

時速10キロぐらい、人がランニングしてるぐらいのスピードで台風が近づいてきますので、土日にかけての影響を警戒してください。

3日分の予想雨量です。九州南部、トータルで1000ミリを超えるような可能性もありますので、大規模な土砂災害につながりうる大雨だと思って最悪のことを想定して、備えをして警戒感を強めてほしいです。

風についてもお伝えします。最大瞬間風速70メートル以上は2度しかありません。奄美地方で予想されている70メートルは記録的な暴風ということで、建物被害にもつながりうるので、窓や屋根から離れた場所で過ごすという行動もとってほしいです。50メートルを超えると電柱が倒れてもおかしくないです。

【過去最大瞬間風速】(2000年以降)
2015年9月28日 沖縄・与那国島 81.1メートル
2015年8月23日 沖縄・石垣島  71.0メートル
2006年9月16日 沖縄・西表島  69.9メートル
2004年10月9日 静岡・石廊崎  67.6メートル

台風情報について、最新情報をご確認ください。

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