【台風情報】大分・由布市や宇佐市で「緊急安全確保」発令 30日明け方に大分県内に 最も近づく見通し

TBS NEWS DIG

強い台風10号はけさ、鹿児島県の薩摩川内市付近に上陸しました。この後も勢力を落とさないまま、九州を横断する見込みです。引き続き最大級の警戒が必要です。

大分市を流れる大分川の河川敷です。高い場所から安全を確保してお伝えしています。

大分県内の一部も台風の暴風域に入り、15分程前から雨風が非常に強くなってきました。顔を上げるのが厳しいような風の強さ、大粒の雨が肌を刺すように打ちつけてきます。視界も悪く、遠くが白く霞んでいます。

大分川は現在、水位が6メートル程、いつもより高くなっています。川の中心は濁流、特に流れが速くなっていて、山から流れてきた木々が非常に速いスピードで流されています。

大分県内ではけさ、線状降水帯が発生して非常に激しい雨が降り続き、河川の氾濫や土砂災害により、由布市や宇佐市で住民に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されています。

大分市内でも大分川が警戒レベル4の「氾濫危険水位」に達して危険な状況となっています。

また、臼杵市では雨漏りを修理しようとした44歳の男性が屋根から転落してけがをしています。

台風はあす明け方、大分県内に最も近づく見通しで、今後、さらに厳重な警戒が必要です。