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「犯行は残忍で凄惨」実行役の特定少年に懲役25年求刑 東京・狛江市の高齢女性強盗致死事件「ルフィ」など名乗る連続強盗事件の一つ

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月29日 12時56分

TBS NEWS DIG

「ルフィ」などと名乗る指示役による一連の強盗事件のうち、東京・狛江市の住宅で90歳の女性が死亡した強盗事件で強盗致死などの罪に問われた男に、検察側は懲役25年を求刑しました。

当時19歳だった中西一晟被告(21)は去年1月、ほかの男3人とともに東京・狛江市の住宅で90歳の女性に暴行して死亡させたうえ、腕時計などを奪った事件など、3つの事件で強盗致死などの罪に問われています。

中西被告は初公判で、狛江の事件について「強盗部分のみ認めます」と述べ、起訴内容の一部を否認しています。

きょうの裁判で、検察側は「被告人は暴力を伴う計画だということを理解していた」と述べ、強盗致死罪について、「共謀していることは明らかだ」としました。その上で、「犯行は残忍で凄惨」「被害者は家族5人で暮らしていた幸せな人生を突如奪われた」として中西被告に懲役25年を求刑しました。

一方の弁護側は、被害者をバールで殴ったのは別の共犯者であるとし、「死亡につながる暴行を行っていない」「逆らうことができず指示に従って行動していた」と強盗致死罪ではなく強盗罪にあたると改めて主張しました。

中西被告はきょうの裁判の最後に、亡くなった女性について「何もできなかった自分を一生許さないで生きていきます」「大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

判決は9月6日午後3時に言い渡される予定です。

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