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アメリカ政府高官、停戦合意を急ぐ必要性を強調 ガザで人質6人の遺体発見を受け

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月4日 4時22分

TBS NEWS DIG

中東のガザでイスラム組織「ハマス」に拘束されていた人質6人の遺体が発見されたことを受けて、アメリカ政府高官は停戦交渉での合意を急ぐ必要があるとの認識を強調しました。

パレスチナ自治区ガザ南部ラファの地下トンネルで、「ハマス」に拘束されていた人質6人の遺体が発見されたことについて、アメリカのカービー大統領補佐官は3日、「交渉を終結させることの緊急性を強調している」と述べ、イスラエルと「ハマス」による停戦交渉での合意を急ぐ必要があるとの認識を強調しました。

また、国務省のミラー報道官は「今後数日間、アメリカは最終合意に向けて地域のパートナーと協力していく」と述べて、イスラエルと「ハマス」の交渉を仲介しているカタールとエジプトと協力して停戦合意に向けた調整を続けることを明らかにしています。

こうしたなか、イスラム組織「ハマス」の幹部オサマ・ハムダン氏は中東アルジャジーラの取材に対し、停戦交渉に進展はないとの認識を示しました。

イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザとエジプトの境界にイスラエル軍を駐留する必要性を繰り返し訴えていますが、これに対してハムダン氏は「私たちの立場は明確で、イスラエル軍の存在は一切認めない」と述べ、譲歩しない考えを示しました。

また、イスラエル軍が1日にガザ南部ラファの地下トンネルで発見した6人の人質遺体については、「イスラエル軍の砲撃か銃撃、もしくはイスラエル軍との交戦中に死亡した」と述べました。

イスラエル側は至近距離から銃殺されたと主張していますが、これを否定した形です。

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