1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

台風が量産態勢に入った? 9月も天気急変に注意、残暑復活へ 週末にかけ猛暑日が続出【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月4日 19時41分

TBS NEWS DIG

4日の東京都内は、久しぶりに過ごしやすい陽気となりましたが、5日からは、また厳しい残暑となりそうです。

週末にかけ猛暑日が続出 厳しい残暑 熱中症対策を

國本未華 気象予報士:
4日の朝は全国的に過ごしやすい気温となりましたが、日中は30℃近くになり、寒暖差の激しい一日となりました。

しかし、週末にかけて西側と太平洋側に分かれていた“夏の高気圧”が繋がるとみられ、日本列島全体は暑い空気に覆われ、気温が上がり、北日本でも真夏日となる予想です。この時期の平均気温は30℃前後となっていますが、週末にかけて全国的に35℃前後の暑さとなりそうです。

台風が量産態勢に入った? 9月も天気急変に注意

小笠原亘キャスター:
では、9~10月の天気はどうなるのでしょうか。注目する点は台風の発生数です。平年、台風は1年を通して平均25.1個なのですが、2024年は今の段階で11個。台風は大体10月までがピークと言われていますから、今後かなりの数が発生しそうです。國本気象予報士は「帳尻を合わせるように量産体勢に入りつつあります」といいます。

國本 気象予報士:
台風は8月で6個も発生しました。おそらく9月もどんどん数は増えていくとみられますので、10月までは警戒が必要です。

夏場の台風は太平洋高気圧が せり出して風の通り道が西寄りになったり、迷走するような進路が多く、日本列島に直撃するような台風が少ない時期と言われています。

しかし秋の台風は太平洋高気圧の勢力が徐々に弱まり、台風の通り道が本州に位置しやすい時期になっています。今年は特に本州の真ん中辺りの高気圧が弱いため、台風としては通りやすい進路となっています。

小笠原キャスター:
今年の台風は数も多く、上陸もしやすい条件が揃っているということですね。

井上貴博キャスター:
猛暑だと太平洋高気圧の張り出しが強くなるのではないでしょうか。

國本 気象予報士:
西側と太平洋側、両方の高気圧が強烈であること、また太平洋側の海水温も高いため台風が発生すると発達しやすいと考えられています。

警戒 9月もゲリラ豪雨続く? まだまだ続く天気の急変

小笠原キャスター:
もう一つ、ゲリラ豪雨にも警戒が必要です。平年6~8月の東京の雷日数は6.9日なのですが、2024年6月~8月は19日と、倍以上発生しています。

國本 気象予報士:
9月もゲリラ豪雨は起こりやすいとみています。気候変動の影響もあるのですが、ここ10年ごとの統計で見ると、9月は発生率が増加しています。

夏が長く続くため、その分、暑い空気と湿った空気で雷雨が起きやすいのです。

ホラン千秋キャスター:
対策しきれないような大雨になることが多いですね。

萩谷麻衣子 弁護士:
昔は“秋晴れ”であったり、雨が降っても“夕立”と上品な言い方をしていましたが、ここ最近は東南アジアのスコールみたいな大雨が多いですね。作物などが不作で値上がりしないか心配です。

井上キャスター:
今年も秋は短いですか?

國本 気象予報士:
そうですね。南からの風が吹きやすいため湿度が下がりにくく、夏はまだまだ続きますので熱中症にも警戒が必要です。

そして秋は短く、冬は寒暖差が大きい冬になる見通しです。

==========
<プロフィール>
気象予報士 國本未華さん
北海道室蘭生まれ、東京育ち
大学生で気象予報士、のちに防災士の資格も取得

萩谷麻衣子さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください