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【U-18侍ジャパン】 2大会ぶり6度目アジア王者逃す 決勝でチャイニーズ・タイペイに逆転負け 相手上回る10安打も初回の1点のみ

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月8日 22時50分

TBS NEWS DIG

■第13回 BFA U18アジア選手権 決勝 チャイニーズ・タイペイ 6-1 日本(8日・台北市立天母棒球場)

日本はチャイニーズ・タイペイに逆転負けを喫した。試合は1回表、石塚裕惺(花咲徳栄高)の適時打で先制。しかし先発の今朝丸裕喜(報徳学園高)が3回に勝ち越しを許すと5回、6回、1点ずつ失い5ー1に。7回には4番手・田崎颯士(興南高)が2失点、6-1となった。打線は10安打と相手を上回る安打数で得点圏に走者を出すもあと1本が出ず、チャンスを活かすことができなかった。

前日の韓国戦(新北市立新荘野球場)では投手戦の末1ー0で敗戦も得失点率で決勝進出を決めた。決勝の相手、チャイニーズ・タイペイは6日のスーパーラウンド1戦目(台北市立天母棒球場)で対戦済み。5回まで無安打も0ー0で迎えた6回、無死一、三塁の好機を作ると濱本遥大(広陵高)がセーフティスクイズを成功させ先制。藤田琉生(東海大相模高)、坂井遼(関東第一高)が完封リレーで1点を守り切り勝利した。

この試合、先発マウンドを任された今朝丸は好救援を見せた前日の韓国戦に続いての連投となった。

その今朝丸の立ち上がりは先頭、リュウ・チュンユーを二直、2番・ゼン・シェンアンを投ゴロに打ち取り2死を奪った。3番・コ・チンシェンに四球を与えるも4番・ツェン・ウェイチェを右飛に抑え無失点に凌いだ。

打線はその裏、チャイニーズ・タイペイの先発・ヤン・ニェンヒに対し先頭の境亮陽(大阪桐蔭高)は空振り三振。2番・濱本は中安打を放ち出塁すると盗塁を2つ決め1死三塁のチャンスを作った。3番・徳丸快晴(大阪桐蔭高)は二ゴロに倒れ2死となるも4番・石塚裕惺(花咲徳栄高)は1ストライクからの2球目、スライダーを打ち返すとショートのグラブを弾きセンターに抜ける適時打に。1点を先制した。

今朝丸は2イニング目、この回先頭の5番・ツェン・カンチェに中安打を放たれると7番・チャン・チャオホンに四球を与え1死一、二塁。しかし後続を打ち取り本塁を踏ませず。

しかし3回表、今朝丸は3イニング目のマウンドに上がると1番・リュウ・チュンユーに死球を与えると2番・ゼン・シェンアンに送りバントを決められこの回も得点圏に走者を背負った。迎えた3番・コ・チンシェンに左中間を破る適時三塁打を浴び同点に追いつかれた。さらに4番・ツェン・ウェイチェにライトへの犠飛を放たれ勝ち越しを許した。続く5番・ツェン・カンチェに四球を許したところで今朝丸は降板。2番手・櫻井椿稀(鶴岡東高)が登板すると一塁けん制でツェン・カンチェをタッチアウトにし3点目を与えなかった。

1点を追いかける日本は直後の3回裏、2死走者無しから2番・濱本が中安打、3番・徳丸が右安打を放ち走者一、三塁のチャンスを作った。ここでチャイニーズ・タイペイは2番手・リン・ポーチュンが登板。迎えた4番・石塚は150㎞を超える投球にファールで食らいつくも追い込まれてから4球目、チェンジアップに空振りし無得点に倒れた。

試合は後半戦に入り5回表、この回先頭の9番・ファン・テンスに中安打、2番・ゼン・シェンアンに右安打を放たれ1死一、三塁とピンチを迎えると3番・コ・チンシェンにレフトへの犠飛を許し3点目を与えた。

2点ビハインドに変わり5回裏、1死走者無しから1番・境が右安打、2番・濱本が左安打を放ち1死一、二塁。続く3番・徳丸も中安打で繋ぎ満塁に。しかし迎えた4番・石塚はショートの併殺打に倒れ絶好機も得点できず。

6回表、櫻井はマウンドに立ち続けるも4番・ツェン・ウェイチェに中安打を放たれ先頭打者に出塁を許した。ここで櫻井はマウンドを降り3番手・髙尾響(広陵高)が登板。しかし暴投、四球で走者を出すと送りバントを決められ1死二、三塁。申告敬遠で満塁策とするも8番・ジャン・ティンイーに四球を与え押し出しで4ー1とリードを広げられた。

6回裏、先頭の5番・髙山裕次郎(健大高崎高)が左安打、続く6番・山畑真南斗(明徳義塾高)が中安打を放ち盗塁を決めるなど走者一、三塁とこの回もチャンスを作った。しかし7番・熊谷俊乃介(関東第一高)、8番・宇野真仁朗(早稲田実高)、途中出場の9番・箱山遥人(健大高崎高)が倒れ無得点。

7回表は4番手・田崎が登板するも三者連続四球で無死満塁とし4番・ツェン・ウェイチェにセンターへの適時打を浴び5ー1。その後2死を奪うも満塁のピンチで7番・チャン・チャオホンにショートへの適時内野安打を許し6ー1となった。

その裏、打線は5点差を追いかけるも反撃ならず試合終了。決勝進出も16年以来2大会ぶり6度目の優勝には1歩届かぬ結果となった。

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