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各地でゲリラ豪雨 「雷」から身を守るにはー 音楽イベントで9人けが 落雷の影響か?【ひるおび】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月9日 15時41分

TBS NEWS DIG

各地でゲリラ豪雨が頻発し、野外の音楽イベントでは落雷によるとみられるけが人も9人出ています。雷から身を守るにはどうすればいいのでしょうか?

音楽イベントで9人けが

9月8日栃木県真岡市の井頭公園で開催されていた音楽イベントの関係者から、負傷者が出たと119番通報がありました。
警察によりますと、イベントが中断している際に、仮設テントで待機していた18歳から28歳のスタッフの男女9人が、足のしびれを訴え、このうち6人が救急搬送されました。いずれも命に別状はないということです。
警察は、落雷の影響によってスタッフがけがをしたとみて当時の状況を詳しく調べています。
テントの近くには、落雷があったとみられる木がありました。一体何があったのでしょうか。

地面を通して人にあたる「側撃」か

落雷のメカニズムに詳しい防衛大学校の小林文明教授によると、
「木に落ちた雷が人間に伝わったのではないか」ということで、大きく二つのパターンが考えられるそうです。
〔1〕木から地面を通じて人間にあたる「地電流」
〔2〕木からテントを通して人間にあたる「側撃」

気象予報士 森朗氏:
もし木に雷が落ちてそれがテントに側撃として落ちてくれば、多分テントも壊れたりするでしょうし、中にいた人もしびれるくらいではおそらく済まなかったと思うんですね。そう考えると個人的には今回は木に落ちた雷の電流が地面を伝わってきた「地電流」の可能性が高いんじゃないかなと思います。

小林文明教授も
「もしテントに側撃していれば焦げ跡などが残っている。今回は地電流でけがをしたのではないか」という見立てです。

恵俊彰:
木に落ちても、逆に言うと地面は電気を通すわけですよね。

森朗氏:
しかも雨が降ってくれてますからね。「側撃」の場合は大体木から4mより近づくと危ないと言われているんですが、「地電流」の場合は50mぐらい離れたところまで伝わったという例もあります。
詳しい場所はまだはっきりしませんけれど、被雷ドームで保護されている範囲からテントがおそらく外れていたと思うんですよ。
残念だったのはテントの設置場所が外れていたということ。それから雷が鳴りだしたときにスタッフの方もできれば保護範囲内に入って姿勢を低くする。
そういう対応をとっていれば良かったのかなという感じはしますけれどもね。

雷から身を守るには

雷からどのように身を守ればいいのでしょうか。
気象庁のホームページに次のような記載があります。

【危険な場所】
▼グラウンド▼ゴルフ場▼屋外プール▼堤防▼砂浜▼海上
などの開けた場所

▼山頂や尾根などの高いところ

【比較的安全な場所】
▼鉄筋コンクリート建築の内部
▼自動車・バス・列車の内部

屋内にいる場合には、全ての電気器具、天井、壁から1m以上離れることを推奨しています。

気象予報士 森朗氏:
スイッチも、切れるものは切っておいた方がいいですね。
雷は絶対ということがないので、なるべく対策をとってリスクを低くするしかないです。

(ひるおび 2024年9月9日放送より)

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