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「間違いはありません」81歳妻殺害の罪に問われた87歳の男が起訴内容認める 検察「昼食めぐる口論で殺害決意」 弁護「自首成立」 東京地裁

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月12日 15時2分

TBS NEWS DIG

東京・練馬区で去年12月、当時81歳の妻の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた87歳の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

吉田春男被告(87)は去年12月、東京・練馬区の自宅で妻の京子さん(当時81)の首を両手で絞めて殺害した罪に問われています。

東京地裁できょう開かれた初公判で、裁判長から「起訴内容に間違いはあるか」と問われた吉田被告は、かすれた声で「ありません」と述べ、起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、事件前から被害者の生活態度をめぐって2人は口論をしていたとし、「事件当日も食事をめぐって口論となったことで、被害者の殺害を決意した」と指摘しました。

一方の弁護側は、事件前に被告が頼りにしていた甥が亡くなったことで気分が落ち込むことが多くなり、正常な判断能力が低下していたと指摘。

さらに、被告が事件直後に「妻を殺害してしまった」と自ら119番通報していることから、「自首が成立する」と主張しました。

この日の裁判では、被告と被害者の3人の子どもの供述調書が読み上げられました。

長女は調書で、事件直後に被告から「お母さんが息をしていない。殺害してしまった。申し訳ない」などと電話があったと説明し、「『心の支え』にしていた甥が亡くなり、みるみる気落ちしていった」「家族でもっと話し合えば、事件を止めることができたのではないか」としました。

また、2人と同居していた長男と次男も調書で、被害者が未明まで大音量でテレビを見ており「昼夜逆転の生活を送っていた」と説明。

被告についても、一点を見つめたまま動かないといった行動や事件の数日前から上下運動を繰り返す姿を目撃し、「認知症と疑った」とし、次男は「母を殺したことへの怒りがあるが、(同居していた)私にも兄にも責任がある」としました。

調書が朗読されている間、補聴器を付けた被告はうつむきながら聞いていました。

被告人質問は13日に行われ、判決は20日に言い渡される予定です。

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