「156年の歴史を誇る兵庫県は危機的状況に直面」斎藤元彦知事への“不信任決議案”を入手 あす（19日）可決見通し “辞任”か“解散”か判断に注目

TBS NEWS DIG

パワハラなどの疑惑に揺れる兵庫県の斎藤元彦知事。あす、県議会に知事への不信任決議案が出され、可決される見通しで、一連の問題は大きな山場を迎えます。

兵庫県 斎藤元彦 知事
「県政の歩みを止めずに進めていくことが厳しい状況でありますけども、私としての責任の果たし方」

きょう午後、進退を問う報道関係者に、変わらず続投の意欲を示した斎藤元彦知事。さらに…

兵庫県 斎藤元彦 知事
「不信任決議案が提出・可決された場合に、自分としてどのように対応していくかというのを考えていくということです」

不信任決議案が可決された場合、議会解散の可能性を排除しない姿勢にも変化を見せませんでした。

そんな中、県議会のすべての会派と4人の無所属議員は、あす午後、共同で知事への不信任案を提出します。不信任案には何が書かれているのか、JNNは提出予定の不信任案を入手しました。

「県民の信頼を損ない、県職員を動揺させ、議会を巻き込み、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する政治的責任は免れない。来年度予算は、新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべき」

きのうまでに各会派が非公開で協議を重ね、まとめたもので、「156年の歴史を誇る兵庫県は危機的状況に直面している」などと、知事の責任を厳しく指摘しています。

兵庫県民は…

50代
「踏ん切りつけて、辞めてもらったほうがきれいだと思うんですけどね。人も亡くなっているし、疑惑もたくさんある。それに対してはっきりした答えがでていない。県民もいい感じがしないので」

30代
「兵庫県民としては辞められたほうがいいと思います」

70代
「総合的に見て辞職しかないでしょ。解散したら悪名を残すという感じ」

あす、県議会は午前11時に開会し、補正予算を審議。その後、不信任案が提出され、記名投票で採決が行われる見通しです。

可決が確実な情勢ですが、斎藤知事は辞めるのか、議会を解散するのか、どのような判断をするのでしょうか。