男性はスマホを見て立ち止まり…横浜市の踏切で電車にはねられ死亡 度重なる事故「生見尾踏切」歩道橋の新設計画にも賛否 問われる安全管理
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月30日 17時43分
横浜市にある全長40メートルの踏切で、また死亡事故です。男性は、待避できるスペースを勘違いした可能性があるということです。
地域住民
「うーん、またかってなるよね」
「ちょっと何かしら対策をもっとしないといけないのかな」
事故があったのは、横浜市鶴見区の「生見尾踏切」。きのう夜、近くに住むベトナム国籍、ブオン・バン・ロンさん(26)が電車にはねられ死亡しました。
現場は東海道線や京浜東北線など上下6線が走る場所で、踏切の全長はおよそ40メートルあります。
事故のあった「生見尾踏切」には遮断機が4つ。そして、間の色が塗られていない場所が待避できるスペース、長さは10メートルほどです。
警察によると、男性はその手前、2つ目の遮断機を越える前に電車にはねられました。
警察は…
警察官
「待避できるスペースと勘違いした可能性もある」
電車の監視用カメラには、スマホを見ながら立ち止まる姿が。
運転士は警笛を鳴らしブレーキをかけたものの、間に合わなかったといいます。
実はここ、10年ほど前から別の死亡事故を受けて、横浜市が踏切の真上に歩道橋を新設する計画がありますが、賛否があり現在も着工には至っていません。
計画に賛成する意見
「車は遠回りをすればよい。人が安全になればよい」
計画に反対する意見
「事故は自己責任。昔からここにいる人の暮らしを無視しないでほしい」
取材中には、こんな声も。
地域住民
「昔は“開かずの踏切”って近くにもあって、そっちはもう無くなっちゃったんですけど。(踏切は)生活のなかで使う人は結構多いんじゃないかなと思います」
この踏切では4月にも男性が死亡する事故があり、安全管理のあり方が改めて問われています。
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