井端弘和監督「4番はやっぱり岡本かな」連覇へ28人の“最強メンバー”発表「非常にバランスよく取れた」【世界野球プレミア12】

TBS NEWS DIG

井端弘和監督（49）は9日、11月9日～24日に行われる「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ」と「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の発表会見に出席し、28人のメンバーを「非常にバランスよく取れた」と話した。

WBCで世界一を奪還した最強メンバーからは、岡本和真（28、巨人）、牧秀悟（26、DeNA）ら7人が名を連ねた。初選出は今季13勝を挙げた才木浩人（25、阪神）ら10人。「若い選手がどんどん出てきたっていうところでは長く日本の野球が強くあり続けるには必要なこと」と次世代を担う若手に期待した。

一方で5日の広島戦で右足に自打球を受け、親指の骨折をした村上宗隆（24、ヤクルト）は選ばれず、ヤクルトからのメンバー入りはなかった。「村上選手の怪我は非常に痛い」と話したが、「その分他の選手にチャンスがきて国際試合を経験できるっていうところではプラス」と前向きだ。

布陣は「ユニフォームを着る前に決めていくとろくなことが起きないなというのは思ってますんで」と言いながらも、「4番はやっぱり今のところ可能性が高いのは岡本選手かなと思います」。主将については「選手たちで決めてもらえれば」と井端監督。決勝まで全9試合あるが、「その中で波があると思いますので、そこをうまく見定めてチームをいい方向に持っていってくれればいいかな」と主将に求める像を明かした。

またこの会見で2026年のWBCまで井端監督の続投が発表されたが、まずは「プレミア12で世界一になることだけを考えてその後のWBCに繋げていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

「WBC」、「オリンピック™」に並ぶ国際大会の「世界野球プレミア12」は5年ぶりに開催され、第1回大会（2015年）は韓国が優勝。2019年の第2回大会は決勝で日本が韓国を破り優勝を果たした。第3回となる今大会の目標は「世界一連覇」。

【侍ジャパンメンバー28人】
■投手
60.横山陸人（23、ロッテ）※初
16.隅田知一郎（25、西武）
56.鈴木翔天（28、楽天）※初
47.鈴木昭汰（26、ロッテ）※初
35.才木浩人（25、阪神）※初
17.伊藤大海（27、日本ハム）
57.北山亘基（25、日本ハム）※初
20.戸郷翔征（24、巨人）
15.大勢（25、巨人）
19.髙橋宏斗（22、中日）
50.清水達也（24、中日）
21.早川隆久（26、楽天）
46.藤平尚真（26、楽天）※初

■捕手
22.古賀悠斗（25、西武）
31.坂倉将吾（26、広島）
32.佐藤都志也（26、ロッテ）※初

■内野手
6.  源田壮亮（31、西武）
24.紅林弘太郎（22、オリックス）
51.小園海斗（24、広島）
2.  牧秀悟（26、DeNA）
25.岡本和真（28、巨人）
4.  吉川尚輝（29、巨人）
23.栗原陵矢（28、ソフトバンク）

■外野手
1.  森下翔太（24、阪神）
8.  辰己涼介（27、楽天）※初
66.万波中正（24、日本ハム）
5.  五十幡亮汰（25、日本ハム）※初
7.  佐野恵大（29、DeNA）※初

【侍ジャパンシリーズ（強化試合）日程】
11月9日(土)　日本 対 チェコ　＠バンテリンドーム ナゴヤ
11月10日(日)　日本 対 チェコ　＠バンテリンドーム ナゴヤ

【世界野球プレミア12　日本の試合日程（グループB）】
11月13日(水)　日本 対 オーストラリア　＠バンテリンドーム ナゴヤ
11月15日(金)　韓国 対 日本　＠台北ドーム
11月16日(土)　日本 対 台湾　＠台北ドーム
11月17日(日)　キューバ 対 日本　＠天母スタジアム
11月18日(月)　日本 対 ドミニカ共和国　＠天母スタジアム

【グループA】
メキシコ、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコ

※各組上位2チームの4チームが進出するスーパーラウンド（同21～23日）と、決勝及び3位決定戦（同24日）は東京ドームで開催される。