日本記録保持者の落合晃、男子800mで2位 悔しさ滲ませ「標準記録を切り東京世界陸上ではメダル、入賞目指す」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月12日 14時57分
■第78回国民スポーツ大会 少年男子共通800m決勝(12日、佐賀県佐賀市・SAGAサンライズパーク SAGAスタジアム)
少年男子共通800m決勝に、日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高校3年)が出場し、1分49秒67の2位でゴールした。
前日の予選を1分48秒60で走り全体の1位で予選を通過した落合。決勝ではスタートして200mを通過した付近で先頭に立つ。そのままレースを引っ張り400mを55秒で通過しラスト1周へ。しかし、残り200mを切った辺りで後続に抜かれ順位を落としてしまう。それでも、残り100mで何とか盛り返し2位でフィニッシュした。
「全国の舞台で800mを走るのが今シーズンラストだったので、悔しいです」と語った落合。「今回の結果を受け止めて、次に向けて頑張りたい」と前を向いた。そして来年に向けて「世界で戦うのが僕の目標なので、東京世界陸上の標準記録を切って、東京ではメダル、入賞を目指して取り組んでいきたい」と意気込んでみせた。
またインタビュー場所で、女子800mを制した久保凛(東大阪大敬愛高2年)に「さすがやわあ」と声をかけると、久保からは遠慮がちに「全然」と返された落合。「負けたしもう」と肩を落としていた。
今季の落合は、4月のU20アジア選手権で金メダルを獲得。パリ五輪の出場がかかった今年6月の日本選手権には高校生でただ1人出場し、一度もトップを譲ることなく見事優勝。しかし、参加標準記録の1分44秒70には届かず、五輪出場は叶わなかった。
それでも7月末のインターハイで、1分44秒80の走りで日本新記録を樹立し2連覇を達成。8月のU20世界陸上でも1分47秒03で3位に入り、日本勢初となる銅メダルを獲得した。9月29日に行われたYogibo Athletics Challenge Cupでも1分46秒88で優勝したが「東京世界陸上の標準記録を狙ってのレースだったんですけど、勝てたのは良かったんですが、悔しさも残るレースとなりました」と話していた。
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