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高橋尚子氏「時間があれば20㎞くらい走る」人生100年時代を生き抜くために考える、心と体の健康法

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月17日 19時45分

TBS NEWS DIG

東京新聞140周年記念フォーラム「人生100年 心と体の健康法」が17日都内で行われ、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏(52)が登壇した。諏訪中央病院名誉院長で地域医療に携わる鎌田實氏とともに心と体の両面から健康を維持するために続けている習慣などを伝えた。

今夏に行われたパリオリンピック™のマラソンコースを3回試走し話題になった高橋氏は「ゆっくりと長い時間、景色や風を感じながら走るようにしている。時間があれば20㎞くらい走る」と自身の習慣を明かし会場を驚かせた。

人生100年時代ともいわれる現代において、より長く有意義な生活を送るためには心身共に健康な状態を維持することは重要な要素の一つ。中でも鎌田氏は生活習慣病の1つであるがん検診の受診率の低さに警鐘を鳴らした。「(受診率が)低い状況は問題ですよね。理由を見ると時間がない、がんだとわかるのが怖い。がんは治らないイメージがあるかもしれないが、がんの多くは早期発見すれば80%ほどは治るというデータもある」。

フォーラムに協賛するCraif(クライフ)株式会社のブースでは、今年ノーベル生理学・医学賞を受賞した「マイクロRNA」を活用し尿からがんのリスクを調べられる検査が紹介されており、高橋氏も事前に体験。「家でわかるということで、ここに来る前に検査を受けて結果も手元に来た。これでわかるのはすごくありがたい。受ける時間がない方にはすごく役に立つ」と話した。

さらに会場に詰めかけた参加者に対し、高橋氏がフィットネス運動、鎌田氏はワイドスクワットをステージ上で実際に披露。参加者たちもその場で実際に体を動かしながら健康促進への道を探った。

フォーラムを通じて高橋氏は「鎌田先生のお話を聞けて勉強になった。生活の仕方を見直すきっかけになったのかなと思う」と話し、「自分の体に興味を持って、人生を明るく楽しく、皆さんと再会できるように、この人生100年を120年にするくらいの気持ちで元気に頑張っていきたい」と願いを込めた。

■高橋尚子
1972年5月6日生まれ 岐阜県出身 中学から本格的に陸上競技を始め、98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立。08年10月現役引退を発表。現在は公益財団法人日本オリンピック委員会 評議員、公益財団法人日本陸上競技連盟 評議員、スポーツキャスターなどで活躍中。

■鎌田實
1948年6月28日生まれ 76歳 東京都出身 東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。「地域包括ケア」の先駆けを作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた(現在、諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長)。 東日本大震災以降、全国の被災地支援にも注力。2021年 ニューズウィーク日本版「世界に貢献する日本人30人」。2022年 武見記念賞受賞。ベストセラー「がんばらない」、「鎌田式『スクワット』と『かかと落とし』」他、著書多数。全国各地から招かれ「健康づくり」を推進している。

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