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「悪質さが際立っている」男3人に無期懲役判決 2019年の東京・江東区の“アポ電強盗致死”事件やり直し裁判で東京地裁

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月22日 17時55分

TBS NEWS DIG

2019年に東京・江東区のマンションに強盗目的で押し入り、80歳の女性の首や鼻を圧迫して死亡させたとして強盗致死などの罪に問われた男3人のやり直し裁判で、東京地裁は男3人に無期懲役の判決を言い渡しました。

▽須江拓貴被告(27)、▽小松園竜飛被告(33)、▽酒井佑太被告(28)の3人は2019年2月、強盗目的で東京・江東区のマンションに押し入り、加藤邦子さん(80)の口を粘着テープでふさいだうえ、首や鼻を圧迫して窒息死させた強盗致死などの罪に問われています。

この裁判をめぐっては、2021年に東京地裁が「首の圧迫などの暴行は認定できない」とし、須江被告に懲役28年、小松園被告と酒井被告に懲役27年を言い渡しました。

しかし、2審の東京高裁は、1審判決に事実誤認があるとして取り消し、再び審理するよう東京地裁に差し戻しを命じていました。

今年9月に始まったやり直しの裁判で3人は起訴内容を大筋で認めましたが、「意図的に暴行していない」として女性の死因について改めて争う姿勢を示していました。

きょう(22日)の判決で東京地裁は「頸部への圧迫の暴行は間違いなく認められ、意図的でないにしても犯行現場での種々の行為の中から生じた」「積極的な暴行がなくとも悪質性が低いことにはならない」と指摘。

3人がこの事件を起こすまでに複数の強盗事件などを繰り返していたことに触れ、「安易に金を手に入れたいという欲求から犯罪性をエスカレートさせていった経緯には悪質さが際立っている」として、3人に無期懲役を言い渡しました。

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