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川野将虎が世界新記録で優勝「ようやくスタートラインに立てた」東京世界陸上代表内定!【全日本競歩】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月27日 10時33分

TBS NEWS DIG

■ 第61回全日本35km競歩高畠大会(27日、山形県)

東京2025世界陸上の日本代表選考会を兼ねた全日本35km競歩高畠大会が行われ、川野将虎(26、旭化成)が2時間21分47秒の世界新記録で優勝した。派遣設定記録(2時間26分00秒)を突破したため東京世界陸上の日本代表に内定、22年オレゴン、23年ブダペストに続く3大会連続の代表入りを決めた。

来年東京で行われる世界陸上代表には、女子やり投の北口榛花(26、JAL)が内定済み。川野は北口に次いで日本勢2人目の代表内定となった。

1周1㎞の周回コースを35周歩く今大会。序盤は、東京五輪代表の勝木隼人(33、自衛隊体育学校)と丸尾知司(32、愛知製鋼)、世界陸上2大会連続メダルの川野と有力選手3人が先頭でレースを引っ張る展開となる。

5㎞を20分30秒で通過し、先頭集団は7人に。1㎞4分を切るハイペースでレースは進み、20㎞を通過した時点のタイムは日本記録を上回り、先頭は、川野、丸尾、吉川絢斗(23、サンベルクス)の3人に絞られた。

その後、吉川は引き離され、25㎞過ぎには川野と丸尾の一騎打ちの様相に。30㎞手前で川野が仕掛け前に出ると、丸尾はついていけず、2人の差は広がる。ゴールまで残り2㎞で苦しそうな表情を浮かべた川野。それでも独歩を続け1位でフィニッシュした。川野は35㎞競歩で2時間22分台初の突破者になったため、世界記録保持者となった。

ゴール後、インタビューに応じた川野は「記録がハイペースになっても対応できるような準備をしてきたので、その練習の成果が出せたので良かった」とレースを振り返り、「多くの方々の支えがなければ、私はこの舞台に立つことができなかったですし、記録を出すこともできなかったので、今率直に感謝を伝えたい」と周囲の人たちへ感謝の思いを口にした。

派遣設定記録を突破し、来年の東京世界陸上代表に内定。「ここがゴールではなく、あくまでスタートラインにようやく立てた」と語った川野。「1年弱準備期間があるのは、他の選手と比べてもアドバンテージだと思うので、そのアドバンテージをいかせるよう、世界陸上の舞台に立てるように準備していきたい」と気を引き締めた。

【男子35㎞競歩 結果】
1位 川野将虎 2時間21分47秒
2位 丸尾知司 2時間24分24秒
3位 髙橋和生 2時間26分18秒
 

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