「あらゆる災害に対し『想定外』を『想定内』にする」 多摩地区にも「指揮隊」を設置 土砂災害などでより迅速な対応を期待 東京消防庁

TBS NEWS DIG

東京・多摩地区での大規模火災や土砂災害などに迅速に対応するため、東京消防庁はきょう、多摩地区で現場での活動を取りまとめる部隊の運用を開始しました。

東京消防庁　吉田義実 消防総監
「この部隊の創設は将来起こり得るあらゆる災害に対し、『想定外』を『想定内』にし、都民の安全安心を守るセーフシティの実現に向け、大きな一歩となる」

きょう午後から運用が開始されたのは、東京消防庁の「警防本部多摩指揮隊」です。「指揮隊」は災害現場などの最前線にいち早く駆けつけ、現場での活動を取りまとめる部隊です。

これまで、東京消防庁の「警防本部指揮隊」は東京・大手町の東京消防庁本部を拠点とする部隊のみで、土砂災害など都内で起きた大規模な災害現場には、すべて本部の部隊が派遣されていました。

都心から離れた多摩地区に拠点を置く部隊の運用が開始されたことで、多摩地域で起きた大規模火災や土砂災害などに対し、より迅速な対応が可能になることが期待されています。