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石破茂氏が第103代内閣総理大臣に選出 特別国会30年ぶりの決選投票で 第2次石破内閣発足へ 国民民主・玉木代表“不倫認め謝罪”も代表続投 同僚議員「何やってくれてんだよ」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月11日 18時36分

TBS NEWS DIG

きょう特別国会が召集され、第103代内閣総理大臣に石破茂氏が選出されました。今夜、第2次石破内閣が発足します。きょう1日の動きをまとめました。

午前8時、国会の正門が開くと、新人議員らが待ちかねたように次々と登院しました。

自民党 大空幸星 衆院議員
「あすもまた生きてみたいと、みんながそう思えるような社会を実現をしていくために全力で働いていくと。その決意をけさ新たにしたところです」

日本保守党 河村たかし 共同代表
「総理を狙う76歳、アゲイン!」

午前9時には石破総理が国会内で、国民民主党の玉木代表、立憲民主党の野田代表と相次いで会談。両党に、経済対策や政治改革をめぐる議論での協力を求めました。

その後、石破総理は自民党の両院議員総会に出席し、政策活動費や旧文通費などの政治改革について「年内に決着を図りたい」と述べ、期限を切って結果を出す考えを示しました。

石破茂 総理
「政治改革なかんずく旧文通費、政策活動費、第三者機関の早期設置につきましては、皆様方のご努力をいただきまして年内に決着を図りたい」

こうしたなか、いわゆる年収「103万円の壁」の見直しなどをはじめ、与党側に攻勢を強めていた国民民主党・玉木代表に不倫疑惑が報じられました。

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「けさ報道された内容については、おおむね事実です。家族のみならず、期待をよせていただいた全国の多くの皆さんに心からおわび申し上げます」

不倫を認めて、謝罪。

これまで、総理指名選挙では「国民民主党は玉木雄一郎と書く」と豪語していた玉木氏。総理指名選挙での対応や、自らの進退については所属議員と相談すると話しましたが…

国民民主党 榛葉賀津也 幹事長
「私自身が玉木(代表)を今は支える時だと思ってます」

結局、国民民主党は議員総会で玉木氏に投票することを決めましたが、党内からはこんな本音が。

国民民主党 伊藤たかえ 参院議員
「最低だ。国会が“対決より解決”の政策議論を取り戻せるかもしれない千載一遇のチャンスに何やってくれてんだよ」

そして、午後2時半ごろ、衆院本会議では総理指名選挙が始まりましたが、1回目の投票では過半数の233票に届く候補者はおらず、決選投票に持ち込まれました。

そして…

額賀福志郎 衆院議長
「石破茂君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」

石破氏は221票、野田氏は160票、無効票84票で、石破氏が第103代内閣総理大臣に選出されました。与党の議席数が過半数を割る一方で、野党側の一本化も実現しなかった結果でした。

石破総理は今夜、第2次石破内閣を発足させます。

農水大臣に起用 江藤拓氏
「官邸に至急来るようにとお電話いただきました。(Q.今の気持ちは?)やはり緊張しています。しっかりやります」

衆院選で落選した閣僚の後任として、法務大臣には鈴木馨祐氏、農水大臣には江藤拓氏をあてるほか、公明党の斉藤代表の後任となる国土交通大臣には、中野洋昌氏を起用する方針です。

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