音楽、俳優、二足のわらじを履く岡崎体育が柳楽優弥に出会って変わったこと。『ライオンの隠れ家』で学んだコミュニケーションの歩幅
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月22日 7時0分
最近ではNHKみんなのうた「ともだちのともだち」を配信リリースするなど、シンガーソングライターとして活動している岡崎体育さんだが、俳優としての活躍もめざましい。『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』(TBSテレビ系)やNHK大河ドラマ『どうする家康』などの映像作品に出演し、活動の場を広げている。
現在放送中の『ライオンの隠れ家』(TBSテレビ系)で演じるのは主人公の同僚で子煩悩な父親。ヒューマンサスペンス作品として重い展開が続くなか、岡崎は劇中でオリジナルソングを鼻歌で歌ったり、クスっと笑える場面で登場することが多い。音楽と芝居という違うステージで戦う岡崎さんに、表現を続ける理由を聞いた。
音楽活動をする自分に逃げてはいけないと痛感
――普段、シンガーソングライターとして活動するなかで、映像作品に出演することについてどのように臨んでいますか?
俳優としてはまだまだ未熟だと思っているので、ドラマや映画に出演させてもらうとき、「シンガーソングライターの岡崎体育です」と挨拶してしまうんです…。同じくクランクアップで一言をお願いされても「普段やっている音楽活動とは別でこういった芝居の機会をいただけてすごくうれしかったです」と言ってしまっていたんです。でも今回、柳楽優弥さんたち素晴らしい俳優陣と芝居を交えていくなかで、そうやって音楽活動する自分に逃げてしまったらいけないなと感じました。しっかり周りの皆さんと歩幅を合わせて1つの作品を作っていくときに、自分も“俳優として”歩幅を合わせたいので顔合わせから「役者の岡崎体育です」と言えるようになりたいです。
――柳楽さんの印象はいかがですか?
俳優として素晴らしい方。カメラが回っていないところでも、すごくニコニコしながらお話してくださいますし、人として好きですね。こんな人になりたいなと思いますし、柳楽さんと僕は学年が一緒なので、もし学生時代に出会っていたら、僕から積極的に話しかけて、つるみたいと思っていたはず。まだどこまで踏み込んでいいのか分からず、敬語で話している状況なので、いつかタメ口で腹を割って話し合えるような仲になりたいです。
――そんな柳楽さんと芝居で対峙した感想は?
何でもできてしまう人なんだなとすごく感じます。これまで柳楽さんが出演されてきた作品を見ていて、個性的な役から寡黙な役まで、その役を演じるにあたって役に成り切る人だなという印象を持っていました。実際に対峙しても「これは芝居でやっているのか? 本当に現実世界で起こっていることなのか?」と混乱するぐらい、限りなくお芝居と現実との境目がない役者さんだなと実感しています。
活動に合わせたコミュニケーション
――『ライオンの隠れ家』には“愛の掛け違い”というキーワードが隠れています。岡崎さんが思うコミュニケーションの大切さや、思いが食い違わないようにするための方法について教えてください。
齟齬が生まれにくい関係値を築くことは日頃から意識しています。仲が良かったり深い関係値にある人と話すときに、自分は話の内容を分かっているからと、主語や目的語を省いたり、簡略化したりすることがあると思うんです。けれどその内容を初めて聞く相手からすると「それって誰の話?」「いつのこと?」となってしまいますよね。なので、大人として文脈や文法などを正しく使うように心がけています。
――その意識はシンガーソングライターとして活動するときとは変わりますか?
音楽活動は、自分がやりたいと思ったクリエイティブをレコード会社などがサポートしてくれて、世に曲を出すことができる印象です。しかし、映像作品は大勢の人で作り上げていくものなので、俳優がいてそれをみんながサポートするわけではなく、照明部さん、撮影部さん、というカテゴリの中に俳優部がある、1つのカテゴリなんだと学びました。だから全員で歩幅を合わせないと関係値に齟齬が生まれてしまうというのは、俳優の仕事を通して学びました。
自己肯定感を高めるために音楽がある
――思いが食い違わないよう意識されている岡崎さんが、作詞作曲する上で大切にしていることは何でしょうか?
僕は自分の自己肯定感を高めるために音楽をやっているタイプ。自分が作ったものを誰かに褒めてもらえてうれしい、生きていてよかったと思えるというのが根本にあるので、まずは作詞作曲するときに自分が納得いくものを作ることを一番大切にしています。そこに付随して、自分がいいと思ったものを周りの方や聴いてくれた方がいいなと思ってくれたら、 これに勝る喜びはないなという価値観でやっていますね。なので、自分が納得するもので、認められたい、褒められたいというエゴイズムは強いと思います。
――特にお気に入りの楽曲は何でしょうか?
10月に出したEP「Pedigree」に「カバ公園」という曲が入っているのですが、実はラブソングなんです。ラブソングを書いたのは10年ぶりぐらい。この間、槇原敬之さんがラジオでこの曲をかけて褒めてくださっていたんです。それを聴いた瞬間、褒めてもらえたことが自信につながりましたし、レーベルに自慢しました(笑)。自分のやっている仕事を誰かに褒めてもらうことって、サラリーマンの方でもミュージシャンでも、どんな業種でも変わらずうれしいことだと思います。それにありがとうと感謝を伝えることも大切だと思います。
――一方で楽曲を提供されるときはどんなことを意識していますか?
曲を提供したアーティストさんにも喜んでもらいたいですが、そのアーティストさんのファンの人に喜んでもらえることが一番かなと。アーティストさんからご招待いただいてライブを見る機会があるのですが、自分が提供した曲を披露してくれているときにステージも見ますが、盛り上がってくれているかなとお客さんの反応を見てしまいます。SNSでも「僕の好きなアーティストに曲を提供してくれてありがとうございます」というリプライが来ることもあって、それもすごくうれしいです。職業作家としてのマインドを強く持つようにしているので、エンターテイメントとして聴いてくれる人がどんな反応をしてくれるのかを想像しながら作ることが多いです。そこは曲を提供するときと、自分の曲を書くときとの違いかもしれません。
親しき仲にも齟齬がないコミュニケーションを取りたいと教えてくれた岡崎さん。しかし作詞作曲に関しては「自己愛がすごく強いです」とイタズラっ子のような表情で語る。10年ぶりに書いたというラブソングには岡崎自身の、劇中で口ずさむオリジナルソングには貞本という役の思いが詰まっているのかもしれない。
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