MVPはセは投手史上最多タイ3度目のG菅野智之「野球人生で忘れられないシーズン」パは首位打者のH近藤健介【NPBアワーズ】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月26日 18時6分
■NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD(26日、東京・新高輪プリンス)
日本野球機構は26日、今年活躍した選手を称える年間表彰式の“NPB AWARDS 2024”を開催した。新人王はセ・リーグ、船迫大雅(28、巨人)。パ・リーグは武内夏暉(23、西武)となった。そして、MVPはセ・リーグは菅野智之(35、巨人)、パ・リーグは近藤健介(31、ソフトバンク)が受賞した。
プロ野球の今年1年を締めくくるNPBアワードではすでに発表されていたベストナイン、各タイトルホルダー、特別賞受賞者へのトロフィー授与が行われた。
この式典で発表されたのは記者投票で選出される両リーグのMVP(最優秀選手)と新人王の2つの賞。セ・リーグMVPには巨人の菅野、2020年以来、4年ぶり3度目の受賞、投手で3度の受賞は山田久志(当時阪急)、山本由伸(当時オリックス)に並ぶ歴代最多タイとなった。
菅野は今季24試合に登板し、15勝3敗、防御率1.67、勝率.833、156回2/3、111奪三振の成績をマーク。最多勝、最高勝率のタイトルを獲得した。
笑顔で会見に登壇した菅野は「自分の野球人生で忘れられないシーズンになりました」と話し、「去年の今頃は、菅野がMVPを取るって思ってる人多分誰もいなかったんじゃないかなって思いますけどでも自分自身絶対やれるんだっていう、まだまだやれるんだってことを信じて、自分自身を見つめ直す時間に費やしてきた。ただ、僕1人の力じゃなくて、いろんな人が携わってくれて、この場にいられると思ってる」と怪我からの復帰を支えてくれた周りの人に感謝を述べた。
来季に向けては「舞台は変わると思いますけど、またここから新たなチャレンジができるっていうところにまた感謝をして日々、野球選手としても、人としても成長していけるように頑張っていきたいなと思ってます」とメジャーでの活躍を誓った。
パ・リーグのMVPはリーグ唯一の3割をキープして、初の首位打者を獲得したソフトバンクの近藤が初めての受賞、今季は129試合に出場し、打率.314、19本塁打、72打点、最高出塁もマークした。近藤は「初めてアワードに出席したのが2018年なんですけど、そのときにMVPの方を見て、いつか獲りたいなと思っていたので、本当に獲ることができて嬉しく思ってます」と口にした。
今季はリーグ唯一の3割打者となったが「本当にピッチャーのレベルが上がってるとは思いますけどやることは変わらず、自分も常に進化したいっていう気持ちで毎年毎年臨んでいるので、置いていかれないようにそこは意識しているところであります」と語った。
【NPBアワード受賞者一覧】
セ・リーグ表彰選手
◆最優秀選手
菅野智之(35、巨人)4年ぶり3度目
◆最優秀新人
船迫大雅(28、巨人)
【投手部門】
◆最優秀防御率
高橋宏斗(22、中日)初
◆最高勝率
菅野智之(35、巨人)4年ぶり2度目
◆最多勝利
菅野智之(35、巨人)4年ぶり4度目
◆最多セーブ
R.マルティネス(28、中日)2年ぶり2度目
◆最優秀中継ぎ
桐敷拓馬(25、阪神)初
松山晋也(24、中日)初
◆最多奪三振
戸郷征翔(24、巨人)2年ぶり2度目
【打者部門】
◆首位打者
T.オースティン(33、DeNA)初
◆最多本塁打
村上宗隆(24、ヤクルト)2年ぶり3度目
◆最多打点
村上宗隆(24、ヤクルト)2年ぶり2度目
◆最高出塁率
D.サンタナ(32、ヤクルト)初
◆最多安打
長岡秀樹(23、ヤクルト)初
◆最多盗塁
近本光司(30、阪神)3年連続5度目
■連盟特別表彰
◆最優秀監督
阿部慎之助(45、巨人)
◆功労賞
青木宣親(42、ヤクルト)
◆特別賞
中村悠平(34、ヤクルト)
パ・リーグ表彰選手
◆最優秀選手
近藤健介(31、ソフトバンク)
◆最優秀新人
武内夏暉(23、西武)
【投手部門】
◆最優秀防御率
L.モイネロ(28、ソフトバンク)初
◆最高勝率
伊藤大海(27、日本ハム)初
◆最多勝利
有原航平(32、ソフトバンク)5年ぶり2度目
伊藤大海(27、日本ハム)初
◆最多セーブ
則本昂大(33、楽天)初
◆最優秀中継ぎ
河野竜生(26、日本ハム)初
◆最多奪三振
今井達也(26、西武)
【打者部門】
◆首位打者
近藤健介(31、ソフトバンク)初
◆最多本塁打
山川穂高(33、ソフトバンク)2年ぶり4度目
◆最多打点
山川穂高(33、ソフトバンク)2年ぶり2度目
◆最高出塁率
近藤健介(31、ソフトバンク)2年連続4度目
◆最多安打
辰己涼介(27、楽天)初
◆最多盗塁
周東佑京(28、ソフトバンク)2年連続3度目
■連盟特別表彰
◆最優秀監督
小久保裕紀(53、ソフトバンク)
◆功労賞
和田毅(43、ソフトバンク)
◆特別賞
岡大海(33、ロッテ)
辰己涼介(27、楽天)
■正力松太郎賞
三浦大輔(50、DeNA)
◆特別賞
大谷翔平(30、ドジャース)
【ベストナイン】
■セ・リーグ
投手:菅野智之(35、巨人)4年ぶり5度目
捕手:山本祐大(26、DeNA)初
一塁手:岡本和真(28、巨人)初(三塁手で1回)
二塁手:吉川尚輝(29、巨人)8年目で初
三塁手:村上宗隆(24、ヤクルト)2年ぶり3度目(一塁手で1回)
遊撃手:長岡秀樹(23、ヤクルト)5年目で初
外野手:D.サンタナ(32、ヤクルト)4年目で初、細川成也(26、中日)8年目で初、近本光司(30、阪神)4年連続4度目
■パ・リーグ
投手:有原航平(32、ソフトバンク)8年目で初
捕手:佐藤都志也(26、ロッテ)5年目で初
一塁手:山川穂高(33、ソフトバンク)2年ぶり4度目
二塁手:小深田大翔(29、楽天)5年目で初
三塁手:栗原隆矢(28、ソフトバンク)10年目で初
遊撃手:今宮健太(33、ソフトバンク)2年ぶり4度目
外野手:辰己涼介(27、楽天)6年目で初、近藤健介(31、ソフトバンク)2年連続3度目(DHで2回)、周東右京(28、ソフトバンク)6年目で初 ※育成含め7年目
DH:F.レイエス(29、日本ハム)1年目で初
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