ノーベル平和賞授賞式で演説へ 「大きな運動のきっかけに」日本被団協の代表委員が会見で決意 授賞式は12月10日オスロで開催

TBS NEWS DIG

ノーベル平和賞の授賞式を来週に控え、日本被団協がきょう午後、都内で会見を行いました。

日本被団協　田中煕巳代表委員
「原爆の被害が人間にどういう被害を与えるかということについては、やはりよく知られていないんじゃないかと。ヨーロッパにも大きな運動が起こるそのきっかけになってくれれば」

授賞式は来週10日、ノルウェーの首都オスロで開かれ、登壇する代表委員3人のうち、長崎で被爆した田中煕巳さん（92）が演説を行います。

田中さんは被団協の歴史や自身の被爆体験を語る予定で、核兵器の廃絶へ「ひとつ前進する足がかりにしたい」と話しました。

また今回、代表団およそ30人の渡航費を募るクラウドファンディングに目標額の3倍を超える3600万円あまりの支援がすでに集まっていて、日本被団協は「大きな励ましになる」と感謝を述べました。