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【坂東龍汰】映画単独初主演を飾る「挑戦ではあったけど、この船に乗りたい」 西野七瀬は“亡くなった恋人役”で「瞬きを封印」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月10日 21時2分

TBS NEWS DIG

俳優の坂東龍汰さん、西野七瀬さん、南果歩さん、作道雄監督が、映画『君の忘れ方』先行上映舞台挨拶に登壇しました。
 


“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人(西野)を亡くした青年(坂東)が、大切な人を失った人たちに寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。
 


本作で、映画単独初主演を飾る坂東さん。
“こんなに大勢の方に見てもらえて、感想が知りたいくらいな感じなんですけど、いよいよ来月公開なんだなという気持ちでワクワク、ドキドキしております”と、少し緊張した笑顔で語りました。続けて、“単独初主演をこんな素敵な脚本、テーマで。挑戦ではあったけど、僕が昴という役を演じさせていただけるなら、この船に乗りたいなという気持ちになりました”と、座長を務めた思いを明かしました。


 


西野さんは“幻影として出るシーンがほとんどだった。今まで幻影はやったことなかったんですけど、挑戦できる機会をいただけたので是非お力添えできたらと思って”と、オファーがあった当時を振り返りました。

続いて、スクリーンに場面写真を投影し、4人で鑑賞する企画へ。
幻影として現れた恋人・美紀(西野)が、昴(坂東)を誘うような1枚が写されると、作道監督が“西野さんが瞬きをしてないことに気付いたのは確かこの日だった”と、西野さんが幻影を演じる上で「瞬き」を封印して撮影に挑んだことを明かしました。西野さんは“(瞬きを)封印してましたね。幻影感を出すのって難しいなと思って、せめて何か方法はないかなと考えて、試してみたというか...。(瞬きしないことを)監督に何も言わずやってみてました”と、監督を驚かせたエピソードを語りました。

映画のタイトル「君の忘れ方」にかけて、今までの人生の中で「一番忘れたいこと、または絶対に忘れたくないこと」を聞かれた南さんは、「帝王切開からのICU」と回答。“忘れたいことと忘れたくないことが一緒にきたんですけど。帝王切開で息子を産んだ時はすごい嬉しかったんですけど、その後、私の体調が悪くてICUに入ったんです。これは忘れたい記憶というか、10日間。命の危険もあり...”と、壮絶だった出産当時を振り返りました。続けて“でもちゃんと元気になって子どもも元気でという状態なんで、表裏一体ですこれは”と語ると、会場からは温かい拍手が沸き起こりました。

このテーマで、「3人(西野さん、南さん、作道監督)がニコニコ笑ってる顔」を書いた坂東さん。“僕ら、初号試写を3人同時に見れたじゃないですか。その試写が終わった後に3人と劇場内でお会いした時の顔を僕は忘れられなくて。すごくいい顔を皆さんして下さってたので、安心したんですよ。いい映画だったのかなっていうのが”と語ると、南さんは“なるほど、顔に出るよね。深い!”と笑顔で述べました。
 

最後に坂東さんは、“この映画は、死別を経験した方もそうですし、まだ経験したことがない方にも、心にそっと温かい風を流し込んでくれるような優しい映画になっていると思います。繊細な映画で、ぜひ映画館で観てほしい作品”と、作品の魅力をアピールしました。

【担当:芸能情報ステーション】

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