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日本被団協代表らがノーベル平和賞展を視察 「目で見、耳で聞かない限り廃絶への努力はない」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月12日 12時11分

TBS NEWS DIG

ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表団が、ノルウェーから帰国の途につきます。前日には田中熙巳さんら代表委員が、被団協の活動を紹介する展示会を視察しました。

日本被団協の田中熙巳さんら代表委員3人が11日、視察したのは、特別展「人類へのメッセージ」で、被団協の活動や被爆者の証言などが展示されています。

代表委員は、被団協がまとめた被爆者の証言を1000個のオブジェで表した建築家・隈研吾さんの作品を紹介されると、手にとって作品を眺めていました。

日本被団協 田中熙巳 代表委員(92)
「(核兵器の)被害の中身を実際に目で見、耳で聞き、頭で考え、心でこれを受け止めるということがない限り、(核兵器)廃絶への努力はできないと思います」

これは今回、被団協が授与されたメダルです。

11日夜、オスロでの予定を全て終え、代表理事の木村緋紗子さん(87)は喜びを噛みしめていました。

日本被団協 木村緋紗子 代表理事
「嬉しかったです。きれいだなと思って。やっぱり今まで生きていてよかったなって、私は思いましたし、(受賞演説で)田中さんの言っていることを聞いたときに、これからも頑張らなくてはならないという気持ちが湧いてきた」

核兵器の廃絶へ、思いを新たに。代表団はこのあと、オスロを出発し、13日に帰国する予定です。

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