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シリア・前アサド政権 市民弾圧の爪痕 不明者を捜す親族らが遺体安置病院へ 手・首にロープで絞められた痕 銃弾撃ち込まれた遺体も

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月14日 12時4分

TBS NEWS DIG

中東シリアではアサド政権下で投獄された多くの人の行方が分からなくなっていますが、遺体が安置されている病院には親族らを探すため、市民が押し寄せています。

記者
「遺体が安置されている部屋です。みなさん行方不明になっている家族や知人がいないか、ここで探しているということです」

首都ダマスカス市内の病院には政権崩壊後に軍事病院で見つかった30以上の遺体が搬送されていて、訪れた人たちは険しい表情で遺体を確認していました。

捜索に来ていた家族
「兄は2013年から消息がわかりません。見つからなかった、跡さえもなかった」
「見つけたら教えてください!お願い!」

なかには、拷問や処刑が行われていたとされる刑務所に収監されていた人の遺体もあったということです。

記者
「5畳、6畳ほどのところに10人以上のご遺体が安置されている。極めてやせ細っていまして、あばら骨が浮き出た遺体も多くあります。奥にある男性の遺体の左肩は丸く皮膚がえぐりとられています」

解剖に携わった医師によると、手や首にロープで絞められた痕があったり、銃弾が撃ち込まれたりした遺体もあったとのことで、アサド政権の弾圧の過酷さが改めて浮き彫りとなっています。

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