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“靖国神社「Toilet」落書き事件”中国籍の男に検察側「犯行に必要不可欠な役割を積極的に果たした」懲役1年求刑 弁護側「寛大な判決求める」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月19日 16時47分

TBS NEWS DIG

今年5月、東京・千代田区の靖国神社の石柱にスプレーで「トイレ」と落書きされた事件で、器物損壊などの罪に問われている中国籍の男に検察側は懲役1年を求刑しました。

中国籍の姜卓君被告(29)は今年5月、仲間2人と共謀し、靖国神社の境内入り口付近の石柱に赤いスプレーで「トイレ」と英語で落書きをしたなどとして、器物損壊と礼拝所不敬の罪に問われています。

この事件で、姜被告は落書きに使ったスプレーの購入役で、ほかに実行役と動画撮影役の男2人が指名手配されています。

これまでの裁判で姜被告は落書きした理由について、福島第一原発事故の処理水の海洋放出への抗議だと明かし、「海を守りたいと思った」と述べています。

検察側はきょうの裁判で、「被告人は犯行に必要不可欠な役割を積極的に果たした」と指摘。姜被告が説明した動機については、「あくまで建前で、核心は共犯者のSNSの動画投稿を復活させるためだった。酌むべき点はない」として、姜被告に懲役1年を求刑しました。

一方、弁護側は「道具を準備したに過ぎない」「起訴内容を認め、深く反省している」として、寛大な判決を求めました。

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