逆転負けでSAGA久光が2大会連続準V 主将・栄絵里香「悔しいの一言」サーブで流れ引き寄せるも姫路に屈す【皇后杯】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月21日 16時46分
バレーボール日本一を決める全日本選手権(皇后杯)の決勝が21日、Asueアリーナ大阪で行われ、SAGA久光スプリングスはフルセットの末、2-3(25-19、25-23、15-25、20-25、13-15)でヴィクトリーナ姫路に敗れ2大会連続準優勝となった。
2年連続で決勝に進出したSAGA久光は第1セット、8-8の場面からキャプテン・栄絵里香(33)のサーブをきっかけに連続得点。中盤に最大5点をリードするが、粘る姫路に17-17と同点とされる。それでもパリオリンピック™女子日本代表・荒木彩花(23)のブロックなどで振り切り25-19で先取した。
第2セットは序盤でアメリカ代表の経験を持つステファニー・サムディ(26)などの活躍で5連続得点を奪い、7-4とリード。すると、またしても栄のサーブで15-6とリードを広げた。しかし姫路のパリ五輪代表・宮部藍梨(26)のブロックなどで追い上げられ24-23と1点差に。それでも最後はサムディのスパイクがブロックアウトになり25-23で王手をかけた。
第3セットを15-25で奪われたSAGA久光は第4セット。序盤で一進一退の攻防を見せ、11-12でテクニカルタイムアウトを迎えた。そこからも1点を奪い合う展開が続いたがサムディのスパイクがブロックされ連続失点。さらに終盤で姫路のパリ五輪代表・井上愛里沙(29)のスパイクが決まるなど20-25でセットカウント2-2に。
最終セットは、姫路・井上のサービスエースなどでリードされたが終盤で12-12と追いつくもそのまま逃げ切られた。SAGA久光は逆転負けで2大会連続の準優勝、初めて決勝に進出した姫路に敗れた。
試合後、キャプテンの栄は「結果として悔しいの一言です」と感想を口にし、「昨年の悔しさを私たちが一番知ってるはずなのに、やっぱりこの舞台で勝てないのは一番悔しいですし、去年の隣で喜ぶ姿を…見てたはずなのに…また今年も、姫路さんが喜ぶ姿を見なくちゃいけなかったってことが悔しい」と涙をこらえながら語った。
※写真は試合後の久光・栄キャプテン
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